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安福春雄 やすふくはるお

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

安福春雄
やすふくはるお

[生]1907.1.1. 群馬,高崎
[没]1983.8.5. 東京,杉並
高安流大鼓方の楽師。清水正徳に師事。1919年『猩々』で初舞台。1927年『道成寺』を初演。1946年の 16世宗家高安道喜の没後,宗家代理,のちに宗家預かりとなる。1969年『松風』で芸術祭賞優秀賞。1970年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。1971年紫綬褒章。長年にわたり能楽三役養成会教務主任などを務め,長男の安福建雄(1998人間国宝)のほか柿原崇志,国川純,佃良勝ら多くの後継者を育てた。孫に安福光雄がいる。著書に『高安流大鼓 序ノ巻』(1968),『高安流大鼓囃子集成 天の巻』(1977)がある。(→

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

安福春雄 やすふく-はるお

1907-1983 昭和時代の能楽師大鼓(おおつづみ)方。
明治40年1月1日生まれ。高安(たかやす)流。大正6年上京,清水正徳(せいとく)に師事し,8年初舞台をふむ。昭和45年人間国宝。後継者の指導にもつくした。昭和58年8月5日死去。76歳。群馬県出身。東京音楽学校(現東京芸大)卒。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

安福春雄
やすふくはるお
(1907―1983)

能楽師。高安流(たかやすりゅう)大鼓(おおつづみ)方。宗家預り。群馬県生まれ。1917年(大正6)に上京し、清水正徳(せいとく)に師事。70年(昭和45)重要無形文化財各個指定(人間国宝)の認定を受ける。71年紫綬(しじゅ)褒章受章。気迫あふれる豪毅(ごうき)な演奏に特色があった。長男建雄(たつお)(1938― )をはじめ、柿原崇志(かきはらたかし)(1940― )、国川純(1948― )、佃良勝(つくだよしかつ)(1953― )らの後進を育てた功績は大きい。長男建雄は98年(平成10)重要無形文化財各個指定(人間国宝)の認定を受ける。[小林 責]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の安福春雄の言及

【高安流】より

…1879‐1946)を助けた。しかし道喜の子は家芸を継がず,1925年清水正徳は少年時代から俊秀の聞こえが高かった門人の安福(やすふく)春雄(1907‐83)に芸事を譲り引退,のち安福春雄が宗家預りとなった。1983年現在,能楽協会に登録の同流の役者は約10名。…

※「安福春雄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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