尋問(読み)ジンモン

デジタル大辞泉 「尋問」の意味・読み・例文・類語

じん‐もん【尋問/×訊問】

[名](スル)
問いただすこと。取り調べとして口頭質問すること。「挙動不審の男を―する」
訴訟において、裁判所または当事者証人などに対して質問を発し、強制的に返答させること。
[類語]糾問審問喚問査問調べる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尋問」の意味・読み・例文・類語

たずね‐と・う たづねとふ【尋問】

〘他ハ四〙 =たずねきく(尋聞)
※後撰(951‐953頃)恋二・六八八・詞書「誰そとたつねとひければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「尋問」の意味・わかりやすい解説

尋問
じんもん

訴訟上、証人、鑑定人、通訳人それに翻訳人といった人証についての証拠調べ方式通例、当事者間の交互尋問方式がとられる。なお、刑事訴訟上、被告人一種の証拠方法であるが、当事者としての地位が重視され、旧法の「訊問(じんもん)」制度は廃止された。被告人には「質問」として単に任意の供述を求めることができるだけである。これに対して、民事訴訟上は、宣誓のうえでの供述を求める当事者尋問が認められている。

[大出良知]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android