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岡田半江 おかだ はんこう

美術人名辞典の解説

岡田半江

江戸後期の南画家。大坂生。米山人の子。名は粛、字は子羽、別号寒山・独松楼等がある。画を父に学び、また南宋・元・明の画跡を研修し、一家を成す。山水・花卉画を得意とし、詩文も能くした。弘化3年(1846)歿、65才。

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デジタル大辞泉の解説

おかだ‐はんこう〔をかだハンカウ〕【岡田半江】

[1782~1846]江戸後期の画家。大坂の人。名は粛、字(あざな)は子羽、通称、宇左衛門。父の米山人儒学と画を学び、文人画家として名高い。

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百科事典マイペディアの解説

岡田半江【おかだはんこう】

江戸末期の南画家。名は粛,字は子羽。岡田米山人の子。一時津藩藤堂家に仕えたが辞し,画業に専念,大坂文人画壇の指導者となる。鮮明な色彩や墨色を生かした潤いのある作品を残し,画名は父をしのいだ。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

岡田半江 おかだ-はんこう

1782-1846 江戸時代後期の画家。
天明2年生まれ。岡田米山人(べいさんじん)の子。父から書画をまなび,伊勢(いせ)津藩大坂蔵屋敷につかえた。40歳をすぎて職を辞し,頼山陽,田能村竹田らと交友をむすび,緻密精細な筆致による山水画を得意とした。弘化(こうか)3年2月8日死去。65歳。大坂出身。名は粛。字(あざな)は子羽。通称は宇右衛門。別号に寒山,独松楼。

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朝日日本歴史人物事典の解説

岡田半江

没年:弘化3.2.8(1846.3.5)
生年:天明2(1782)
江戸後期の南画家。岡田米山人の子。大坂生まれ。名は粛,字は子羽。少年時には小米,のちに半江と号した。別に寒山などの号がある。通称は宇左衛門,のちに父と同じく彦兵衛と称した。父に絵を学び,父と同じく津藩大坂蔵屋敷に仕えたが,左遷されて京邸に移り,文政5~7(1822~24)年ごろに致仕。以後書画三昧の生活に入り,頼山陽や篠崎小竹らの文人墨客らと交流。晩年,天保飢饉に際して住吉に隠棲,「住江真景図」(個人蔵),「春靄起鴉図」(遠山記念館付属美術館蔵)などの代表作を生んだ。父とは異なって艶麗精細な画風に特色があり,当時は大坂文人画を代表する画家であった。

(星野鈴)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

おかだはんこう【岡田半江】

1782‐1846(天明2‐弘化3)
江戸後期の文人画家。名は粛,字は子羽。岡田米山人の子。初め伊勢の津藩の藤堂侯に仕えるが,1824年(文政7)官を辞し大坂に移り,篠崎小竹,田能村竹田などの文人と交わる。画は父の米山人に学ぶが,やがて中国,明代の画家董其昌風の正統派文人画を摂取し,米山人のやや粗野な様式と異なり,堅実で穏やかな清澄感あふれる画風を確立した。【佐々木 丞平】

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大辞林 第三版の解説

おかだはんこう【岡田半江】

1782~1846) 江戸後期の南画家。大坂の人。米山人の子で、幼時は小米しようべいと称した。大坂文人画の中心的存在。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

岡田半江
おかだはんこう

[生]天明2(1782)
[没]弘化3(1846).2.8. 大坂
江戸時代後期の南画家。名は粛,字は子羽。通称宇左衛門のち彦兵衛。号は小米 (こべい) ,半江など。岡田米山人の長男。幼時より父に詩文,書画を習う。初め藤堂侯に仕えたが,文政5 (1822) 年辞職して大坂に移住。田能村竹田頼山陽らの京坂の学者,文人たちと交わる。絵は,父と異なり温和で潤いのある作品が多い。主要作品『春靄起鴉図 (しゅんあいきあず) 』 (41) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岡田半江
おかだはんこう
(1782―1846)

江戸後期の南画家。岡田米山人(べいさんじん)の子として大坂に生まれる。名を粛、字(あざな)を子羽(しう)、通称を宇左衛門、のち彦兵衛と改める。半江はその号で、幼いころは小米(しょうべい)といった。父と同じく藤堂(とうどう)藩に仕えたが、左遷されて京邸(きょうやしき)に移されたのを機に致仕(ちし)(1822)し、大坂・天満(てんま)に住んで画業に専念。篠崎小竹(しのざきしょうちく)、頼山陽(らいさんよう)らの文人墨客たちと交遊往来、当時の大坂の代表的南画家であった。晩年には天保飢饉(てんぽうききん)の難を避けて住吉(すみよし)に隠棲(いんせい)、そこで、代表作『春靄起鴉図(しゅんあいきあず)』『住之江真景図』などの緻密(ちみつ)な筆致による潤いのある作品を生み出した。[星野 鈴]

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