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嶋宮 しまのみや

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世界大百科事典 第2版の解説

しまのみや【嶋宮】

7世紀代から8世紀中葉ごろまで,飛鳥に所在した宮。壬申の乱の前夜,大海人皇子が近江を脱出し嶋宮に一泊して,翌日吉野に至ったとするのが,その初見記事である。天武朝には,皇太子草壁皇子(日並皇子)の宮となったらしい。《万葉集》巻二に,草壁皇子の没時に東宮の舎人(とねり)たちが作った挽歌23首がみえている。それらによると,嶋宮には,大きい宮殿があり,東門は滝つ瀬に面していた。また,宮内には,勾(まがり)の池,上の池があり,鳥が放し飼いにされていたし,681年(天武10)9月には,周芳国から貢上された赤亀が放たれたこともある。

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