コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

嶋宮 しまのみや

世界大百科事典 第2版の解説

しまのみや【嶋宮】

7世紀代から8世紀中葉ごろまで,飛鳥に所在した宮。壬申の乱の前夜,大海人皇子が近江を脱出し嶋宮に一泊して,翌日吉野に至ったとするのが,その初見記事である。天武朝には,皇太子,草壁皇子(日並皇子)の宮となったらしい。《万葉集》巻二に,草壁皇子の没時に東宮の舎人(とねり)たちが作った挽歌23首がみえている。それらによると,嶋宮には,大きい宮殿があり,東門は滝つ瀬に面していた。また,宮内には,勾(まがり)の池,上の池があり,鳥が放し飼いにされていたし,681年(天武10)9月には,周芳国から貢上された赤亀が放たれたこともある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

嶋宮の関連キーワード吉備嶋皇祖母命仏教の公伝孝安天皇勾りの池秋津島葛城

今日のキーワード

異常天候早期警戒情報

5日から 8日先を最初の日とする 7日間の平均気温がかなり高い,またはかなり低い確率が 30%以上と見込まれる場合に注意を呼びかけるため気象庁から発表される情報。低温や猛暑が長く続くと,人の活動や農作...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android