ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「富士河口湖町」の意味・わかりやすい解説 富士河口湖〔町〕ふじかわぐちこ 山梨県南部,富士山北麓に広がる町。富士五湖のうち河口湖,西湖,精進湖,本栖湖を擁し,富士山の裾野には青木ヶ原や富士ヶ嶺などの高原が広がる。南西で静岡県に接する。2003年河口湖町,足和田村,勝山村が合体。2006年上九一色村の中・南部を編入。富士山の溶岩や火山灰に覆われたやせ地で,第2次世界大戦まで湖岸でわずかに林業,養蚕などが行なわれていた。戦後,南西部の富士ヶ嶺地区で大規模な入植が行なわれ,畜産が盛んになった。富士五湖の観光開発も進み,遊覧船,ボート場などが整い,湖畔や周辺の丘陵地にはゴルフ場,キャンプ場,遊園地などがつくられ,四季を通じて観光客を集めている。中心集落の船津は富士北麓の交通の中心地として富士登山,富士五湖めぐりの基地でもある。冨士御室浅間神社(→富士浅間神社)本殿は国の重要文化財に指定。船津胎内樹型,竜宮洞穴,西湖蝙蝠穴およびコウモリ,精進の大スギ,本栖風穴,富岳風穴,富士風穴,および鳴沢村にまたがる富士山原始林は国指定天然記念物。富士山は国の特別名勝に指定されている。富士箱根伊豆国立公園に属する。富士山と周辺の湖,神社などは,2013年世界遺産の文化遺産に登録された。富士急行,国道137号線,138号線,139号線,300号線,358号線が通り,中央自動車道と東富士五湖道路のインターチェンジがある。面積 158.40km2。人口 2万6082(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「富士河口湖町」の解説 富士河口湖町ふじかわぐちこまち 2003年11月15日:南都留郡河口湖町・勝山村・足和田村が合併⇒【河口湖町】山梨県:南都留郡⇒【勝山村】山梨県:南都留郡⇒【足和田村】山梨県:南都留郡 富士河口湖町ふじかわぐちこまち 2006年3月1日:南都留郡富士河口湖町が西八代郡上九一色村の一部(富士ケ嶺・本栖・精進地区)を編入⇒【富士河口湖町】[変更地名]山梨県⇒【上九一色村】山梨県:西八代郡 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by