デジタル大辞泉
「紆余曲折」の意味・読み・例文・類語
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うよ‐きょくせつ【紆余曲折】
〘名〙
① 道などが曲がりくねっていること。
②
事情がこみいっていて、いろいろと変化すること。紆余。
※想痕(1915)〈
三宅雪嶺〉現代的、将来的、永久的「単に放言して顧みざるあり、或は紆余曲折
(ウヨキョクセツ)して解説するあるが」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
紆余曲折
道などが曲がりくねっていること。転じて、ことのなりゆきがさまざまの込み入った経過をたどり変化すること。
[使用例] 山崎は人生の紆余曲折を経てきて、今はただ家庭の安息をのぞむ以外に他意はなかった[中山義秀*魔谷|1949]
[使用例] キリスト教徒のように神の存在を証明しなくとも生きて行けたが、しかしこの美しい風土に溶解して行くには、すこし紆余曲折がありそうだった[立原正秋*帰路|1980]
[解説] 「紆」も「余」も川や丘などが屈曲する様子。「曲折」は曲がりくねること。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報