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忌地 いやじ sick soil

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

忌地
いやじ
sick soil

連作障害ともいう。同一作物の連作によって生育がはなはだしく不良,あるいは生育不能となる現象。忌地を起しやすい作物はえんどう,トマト,なす,亜麻,里芋,すいかメロン,大麦,桃,いちじくなどが知られている。

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デジタル大辞泉の解説

いや‐じ〔‐ヂ〕【忌地/×厭地】

いやち

いや‐ち【忌地/×厭地】

《「いやぢ」とも》作物を連作した場合、生育が悪くなり、収穫が少なくなること。エンドウ・トマト・ナスなどに起こりやすい。連作障害

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百科事典マイペディアの解説

忌地【いやち】

同一種または近縁作物の連作によって,それらの作物の発育が悪化し,収量も減少するようになる現象。連作障害とも。ナス,トマト,スイカキュウリなどの野菜類や豆類,リンゴ,モモ,イチジクなどの果樹類に広く見られる
→関連項目連作

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世界大百科事典 第2版の解説

いやち【忌地 sick soil】

連作障害ともいわれ,耕地に年々同一あるいは近縁の作物を連作した場合,作物の生育が不良となり,収量が低下する現象をいう。トマト,ナス,ゴボウ,スイカ,キュウリなど多くの野菜類や豆類,あるいはモモ,イチジク,リンゴなど果樹類に広く認められる現象である。一方,タマネギカボチャイチゴ,水稲などでは忌地は認められず,概してイネ科作物やイモ類ではその程度は軽微であるが,陸稲やサトイモは連作に弱い。忌地は連作によって土壌環境が生物学的あるいは化学的に変化し,特定の作物の生育に不適合な状況となることに基づくものである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

忌地
いやち

同一または分類学的に近縁な種類の作物を連作した場合、作物の生育が悪くなり、収量が減少もしくは皆無となる現象を忌地または忌地現象という。忌地は、程度の差はあるが多くの作物でみられ、とくにアマ、エンドウ、ゴボウ、スイカ、トマト、ナスなどは著しく減収する。これらの作物を栽培した畑では、数年から10年くらいは同一作物の栽培をしないほうがよい。しかし、一般にイネ科の作物はほとんど忌地がなく、水田作のイネはまったく忌地を示さない。忌地の原因は十分に解明されてはいないが、いくつかの要因が複雑に影響しあっていることが多いと考えられる。その要因として、土壌中の特定の養分の消耗、病原菌や線虫、害虫の蔓延(まんえん)、作物の根からの生育阻害物質の分泌、残根中の毒素、土壌の物理性の変化などがあげられている。忌地の対応策として土壌消毒や客土などが行われているが、いずれも根本的な解決策とはなっていないため、連作を避け、他の作物と輪作をすることが望ましい。[星川清親]

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世界大百科事典内の忌地の言及

【アレロパシー】より

…このような作用によって,近傍の他種との競争に打ち勝って繁栄している種があり,植物群落の種組成の決定や遷移の進行については,さまざまな生態的条件の一つとしてアレロパシーが大きな役割を果たしていると推定されているが,まだ研究はよく進んではいない。 作物の忌地とよばれる現象には同種間のアレロパシーが関与しており,ジャガイモ塊茎等の生育を阻害する物質がジャガイモから分泌しているらしい。しかし,忌地の場合の原因物質が何であるかはまだ同定されておらず,その作用機構の究明が待たれている。…

【連作】より

…作物の種類や土壌,気象,管理の方法などによってその現れ方や程度は異なるが,重要な作物でこのような障害が現れるものが多く,農林水産省の調査によると,陸稲,ビールムギ,ダイズ,トマト,キュウリ,ナス,ダイコン,ニンジン,ハクサイなど65種にのぼる。この現象は古くから知られていたが,原因不明のまま忌地(いやち)または連作障害と呼ばれてきた。しかし,近代農学の進歩に伴ってしだいに原因の解明が進み,微量要素の欠乏,病気やセンチュウの害,あるいは特異的な有害物質の蓄積によるなど,原因が判明したものも多い。…

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