悪戯(読み)イタズラ

デジタル大辞泉 「悪戯」の意味・読み・例文・類語

いたずら〔いたづら〕【悪戯】

[名・形動](スル)《「いたずら」から》
人の迷惑になることをすること。また、そのさま。悪ふざけ。「悪戯が過ぎる」「悪戯な子」
いたずら小僧。いたずらっこ。
弁当箱ポンほうり上げてはチョイと受けて行く―がある」〈二葉亭平凡
もてあそんではならない物をいじったりおもちゃにしたりすること。「子供がマッチ悪戯する」「悪戯半分」
自分のすることを謙遜していう語。芸事・習い事などにいう。「歌つくりはほんの悪戯です」
性的にみだらなふるまいをすること。強制猥褻婉曲な言い方。
旦那鳥渡ちょっと―をしたくなるのも…無理もねえて」〈荷風薄衣
[類語]悪さ悪ふざけ

あく‐ぎ【悪戯】

たちの悪いいたずら。わるふざけ。

わる‐いたずら〔‐いたづら〕【悪戯】

たちの悪いいたずら。

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精選版 日本国語大辞典 「悪戯」の意味・読み・例文・類語

あく‐ぎ【悪戯】

  1. 〘 名詞 〙 悪いいたずら。わるふざけ。
    1. [初出の実例]「悪太郎と相伍して悪戯(アクキ)をすること更に無く」(出典日蓮上人(1894)〈幸田露伴〉三)
    2. [その他の文献]〔北史‐斉文宣帝紀〕

わる‐ざれ【悪戯】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =わるじゃれ(悪戯)
    1. [初出の実例]「わるされも何もある事でござんす」(出典:評判記・難波鉦(1680)一)

わる‐いたずら‥いたづら【悪戯】

  1. 〘 名詞 〙 たちの悪いいたずら。
    1. [初出の実例]「わるいたづらをするやつ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前)

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普及版 字通 「悪戯」の読み・字形・画数・意味

【悪戯】あくぎ

ざれごとする。〔北史、斉文宣帝紀〕沈(ちんく)に久しく、轉(うた)た本性を虧(か)く。~崔季舒、俳言に託して曰く、老小子、惡戲すと。

字通「悪」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「悪戯」の解説

悪戯〔ドラマ〕

日本テレビドラマ放映はテレビ朝日系列(1993年1月)。全4回。出演:黒木瞳、益岡徹、杉本哲太ほか。

悪戯〔小説〕

米国の作家エド・マクベインの警察小説(1993)。原題《Mischief》。「87分署」シリーズ。

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