胸を痛める(読み)ムネヲイタメル

デジタル大辞泉 「胸を痛める」の意味・読み・例文・類語

むねいた・める

心を悩ます。ひどく心配する。「友人の不幸に―・める」
[類語]心配憂える案ずる気にする気にかける気を気に病むびんびん切切せつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくしみじみじいん心からせつ悲痛沈痛悲愴悲傷悲しい物悲しいうら悲しいせつないつらい痛ましい哀れ哀切もの憂い苦しい耐えがたいしんどい苦痛であるやりきれないたまらないる瀬ない断腸の思い胸が痛む胸が塞がる忍び難い忍びない見るに忍びない見るに堪えない胸苦しい重苦しい重重しい息詰まる喘ぐ寝苦しい息苦しい悶悶もんもん苦しい胸が張り裂ける胸がつかえる胸が裂ける胸が潰れる胸拉ぐ胸がつまるけだるいアンニュイ滅入る気遣わしい塞ぐ塞ぎ込む消沈しょげるしょげ返る沈む憂鬱憂愁沈鬱メランコリー気鬱気塞ぎ鬱鬱陰鬱暗鬱鬱屈鬱結鬱気うっき鬱悶うつもん鬱積抑鬱憂さ鬱陶しい

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精選版 日本国語大辞典 「胸を痛める」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 を 痛(いた)める

  1. ひどく心配する。
    1. [初出の実例]「山三郎逗留の間、此為体(ていたらく)を見聞して、只独胸(ムネ)をいため安き心はせざりけり」(出典:読本・昔話稲妻表紙(1806)一)

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