憎体(読み)ニクテイ

デジタル大辞泉 「憎体」の意味・読み・例文・類語

にく‐てい【憎体】

[名・形動]
憎々しいこと。また、そのさま。
「―な意地わるが」〈野上迷路
憎体口にくていぐち」の略。
[類語]憎たらしい憎憎しい小憎らしい面憎い毒毒しい嫌い毛嫌い大嫌い食わず嫌いいけ好かない虫が好かないいや気に食わない犬も食わぬ憎い憎らしい苦苦しい腹立たしいいまいましい苦虫を噛み潰したよう苦り切る眉をひそめる鼻持ちならない忌まわしいいとわしいおぞましいうとましい忌むうとむうとんずる嫌気忌避忌み嫌う煙たがる呪わしい

にく‐たい【憎体】

[名・形動]にくてい(憎体)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「憎体」の意味・読み・例文・類語

にく‐てい【憎体】

〘名〙
① (形動) 憎らしい有様。憎々しいさま。にくて。
※羅葡日辞書(1595)「Infensus〈略〉テキ、または、nicuteina(ニクテイナ) モノ」
※波形本狂言・富士松(室町末‐近世初)「扨々物をにくていにぬかすやつじゃ」
日葡辞書(1603‐04)「Nicuteiuo(ニクテイヲ) ユウ ヒト」

にく‐たい【憎体】

〘名〙 (「たい」は「体」の呉音) =にくてい(憎体)

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