日本歴史地名大系 「手宮洞窟」の解説
手宮洞窟
てみやどうくつ
小樽市街地の北に位置する海食洞窟。洞窟内に続縄文時代後半の岩壁彫刻(陰刻画)をもつ。国指定史跡。現在は小樽市手宮洞窟保存館に覆われ、陰刻面はガラスカプセル内に保存されている。洞窟本体は前面に北海道初の鉄道施設(旧手宮駅)が建設されたこともあり、大きく削り取られ、現在は保存館内にわずかに幅四メートル・高さ三メートル・奥行二メートルほどの凹みが残る程度。なお保存館建設に伴う調査で主洞窟南側に小規模な2号洞窟が発見されている。陰刻面の標高は約二メートル。洞窟のある
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報