デジタル大辞泉 「擬」の意味・読み・例文・類語 ぎ【擬】[漢字項目] [常用漢字] [音]ギ(呉)(漢) [訓]はかる なぞらえる まがい もどき1 どうしようかとはかり考える。思案する。「擬議」2 他のものと引き比べてみる。本物らしく似せる。なぞらえる。「擬音・擬勢・擬態・擬古文・擬人法・擬声語/模擬」[難読]雁擬がんもどき・擬宝珠ぎぼし 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「擬」の意味・読み・例文・類語 もどかわしもどかはし【擬】 〘 形容詞シク活用 〙 =もどかしい(擬)〔和玉篇(15C後)〕[初出の実例]「しうと成時は、人をもどかわしく思ひ、臣と成時は、人にもどかるるならい成」(出典:三河物語(1626頃)三) もどかし【擬】 〘 形容詞シク活用 〙 ⇒もどかしい(擬) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「擬」の読み・字形・画数・意味 擬常用漢字 17画 [字音] ギ[字訓] はかる・なぞらえる[説文解字] [字形] 形声声符は疑(ぎ)。疑は人が後ろを顧みて凝然として立ち、進退に迷う形。思いはかる意がある。〔説文〕十二上に「度(はか)るなり」とあり、かりに定めることを擬定、決断を下すことを擬断という。[訓義]1. はかる、くらべる、なぞらえる。2. まねる、にせる、にかよう。3. うたがう。4. しようとする、むかう。[古辞書の訓]〔名義抄〕擬 アテマウケテ・アテハカル・ナズラフ・マネキル・アタル・オモフ・キル・ヌキル・トル・サシ・シヅカニ・ヒトシ・ツヅク・ナラブ・ソナフ 〔字鏡集〕擬 ソナフ・シヅカニ・オモフ・ヌキル・ツヅク・アキハカル・アテニウケテ・アタル・アメキル・ワタル・マネキル・ナラブ・ナソラフ・ハカル・ヤスラフ・セムトス・キル・キシ・ヒトシ・アツ・トル[熟語]擬学▶・擬捍▶・擬議▶・擬儀▶・擬経▶・擬憲▶・擬古▶・擬罪▶・擬作▶・擬死▶・擬似▶・擬質▶・擬主▶・擬人▶・擬制▶・擬正▶・擬勢▶・擬聖▶・擬製▶・擬請▶・擬斥▶・擬造▶・擬則▶・擬待▶・擬態▶・擬題▶・擬託▶・擬度▶・擬断▶・擬肘▶・擬定▶・擬訂▶・擬嫡▶・擬把▶・擬陪▶・擬罰▶・擬比▶・擬辟▶・擬法▶・擬律▶・擬流▶・擬論▶[下接語]自擬・準擬・所擬・僭擬・銓擬・度擬・擬・偸擬・配擬・比擬・非擬・評擬・模擬・倫擬 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報