コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

日射病 ニッシャビョウ

デジタル大辞泉の解説

にっしゃ‐びょう〔‐ビヤウ〕【日射病】

強い直射光を受けたために起こる病気。体温調節中枢の機能が低下し、体温が急上昇して、意識を失う。霍乱(かくらん)。 夏》熱射病

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

日射病【にっしゃびょう】

頭部に強い直射日光を長く浴びたとき起こる病気。前駆症状として全身倦怠(けんたい),悪心(おしん),あくびなどを呈し,やがて頭痛,意識障害などを起こす。体温は時に40℃を越える。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

にっしゃびょう【日射病 sunstroke】

太陽の直射を長時間,頭部や頂部にうけることによっておこる疾患。過度の放射熱を頭部や体幹にうけると,熱収支のバランスがくずれて体温の上昇をもたらし,鬱熱(うつねつ)現象がおこる。熱射病の発症のしくみとまったく同様であり,前駆症状として,頭重,倦怠,疲労,あくび,めまい,四肢運動困難,朦朧(もうろう)状態などがおこる。重症例では,意識消失,痙攣(けいれん)などがおこる。予防は休息,水分を十分とることであり,治療としては涼しい所で安静にさせておくほか,その程度によって熱射病と同様の処置をとる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

にっしゃびょう【日射病】

長い間強い直射日光を体に受けた結果起こる熱射病。体温が急にあがり、頭痛・だるさ・めまい・あくびなどの症状が出て意識がなくなる。暍病えつびよう。霍乱かくらん[季] 夏。 → 熱射病

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

日射病
にっしゃびょう

高温障害」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

日射病
にっしゃびょう

盛夏中に直射日光を頭部や項部(うなじ)に受けて発病する疾患で、かつては高温多湿下の労働時にみられる熱射病と区別されていたが、現在では同一機序による疾患としてまとめられ、高温障害の一病型とされている。[重田定義]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の日射病の言及

【体温】より

…一方,発熱と同じように高体温となるが,そのしくみがまったく異なる場合もある。たとえば日射病のように,熱放散が熱産生よりはるかに少ないために受動的に体温が上昇し,そのため調節中枢の機能が侵され発汗が止まって,さらに体温が上昇し急激に危険な状態に陥るのがそれである。このとき有効な唯一の方法は全身冷却であって,解熱剤はまったく無効である。…

【脱水症】より

…また,アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症,自家中毒症)で,水分も受けつけずに嘔吐をするような重症例では脱水症におちいる。真夏,炎天下で遊んでいた子どもが急にぐったりとして高熱を出すのは日射病として知られているが,その根底には発汗による体液の欠乏つまり脱水症がある。気管支喘息(ぜんそく)の子どもも呼吸困難のために何も飲まなくなり,また呼吸によって失われる水分量もかなりの量となるので脱水症となることがある。…

【熱射病】より

…高熱の環境に暴露されることによって起こる疾患。高熱条件下での作業といった職業的原因によるものの場合熱中症ということが多く,太陽の直射を受けて発症する場合は日射病といって区別する。人体は,これをとりまく外気温の上昇にともなって末梢循環血液量が増加し,外気と直接に接している皮膚からの放射,対流によって放熱効果をあげているが,38~39℃を超えると,発汗作用による放熱が主力となる。…

※「日射病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

日射病の関連キーワードクーパー(Archibald Scott Couper)ガーデンウェディング温度による健康障害熱(体温)暑気あたり鬼の霍乱マテチャ腎不全ブタ

日射病の関連情報