京都府宇治市の名所朝日山に名の由来をもつ陶器。慶長(けいちょう)年間(1596~1615)奥村次郎右衛門が創始したとされる。正保(しょうほう)(1644~1648)ごろには、小堀遠州(えんしゅう)が奥村藤作を指導して茶陶を焼かせ、遠州七窯(なながま)の一つとなっている。この時期の作を古朝日と称し、御本(ごほん)(高麗茶碗(こうらいぢゃわん)の一種)風の茶碗を主としている点が特徴である。朝日焼には、印の朝日の字形により、卜朝日、卓朝日、車朝日、鍋蓋(なべぶた)朝日などの俗称がある。茶陶以外では、宇治の茶商上林(かんばやし)家のための茶壺(ちゃつぼ)や茶入れ、茶碗が中心であったらしい。慶安(けいあん)(1648~1652)ごろ一時廃絶し、1861年(文久1)に松林長兵衛が再興し今日に及んでいる。
[矢部良明]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
桜が咲くころの、一時的な冷え込み。《季 春》「―や剝落しるき襖ふすまの絵/秋桜子」[類語]余寒・春寒・梅雨寒・寒い・肌寒い・薄ら寒い・寒寒・深深・凜凜・冷え込む・うそ寒い・寒さ・寒気・寒波・厳寒・酷寒...