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来訪神 らいほうしん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

来訪神
らいほうしん

1年に1度季節の変り目に人々の世界に来訪して,豊饒や幸福をもたらすとされる神々。来訪神信仰は世界各地で広く行われており,日本でもまれびと信仰として盛んである。来訪神の多くは人々が仮面仮装した異形の姿で現れるが,日本では,東北・北陸地方なまはげの系統のものや,九州のトシドン,ボセ,沖縄のミルクパーント,アカマタクロマタ,マユンガナシフサマラーなどが知られている。

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世界大百科事典 第2版の解説

らいほうしん【来訪神】

1年に1度,時を定めて異界から人間の世界に来訪して,さまざまな行為をし,人々に歓待される神々を一般に来訪神とよぶ。来訪神はいわば異人の一種であり,〈まれびと〉である。われわれは,われわれの住む世界が自己(もしくは自己の仲間たち)と異人という二元的構成をとっているとみなしており,異人に対しては畏敬の観念をもつとともにこれを厚くもてなす異人歓待の観念が発達している。来訪神の多くは人々が仮面仮装した異形の姿であらわれるが,こうした来訪神信仰は,日本のみならず未開社会と文明社会にわたる多くの社会に存在している。

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大辞林 第三版の解説

らいほうじん【来訪神】

異界から訪れ、人々に幸いをもたらして帰る神。 → まれびと

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世界大百科事典内の来訪神の言及

【神】より

…民俗的なカミの一つの特徴は,一定の空間に常在せず,祭りに際して出現するが,とりわけ,異装をして具象化された姿をとっていることである。たとえばその典型的事例は,正月の来訪神であり,東北のなまはげから,沖縄のアカマタ・クロマタに至るまでよく知られている。異装の来訪神については,民俗文化における山と里の交流という背景が考えられている。…

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