デジタル大辞泉 「根差す」の意味・読み・例文・類語 ね‐ざ・す【根差す】 [動サ五(四)]《古くは「ねさす」》1 植物が土の中に根を伸ばす。根づく。「地中深く―・した松」2 物事が定着する。「環境保護の運動が―・した」3 そこに基盤を置く。また、原因となる。もとづく。「地元に―・した企業」[類語](1)根付く・根を下ろす/(3)・因る・原因・もと・種たね・起こり・きっかけ・因いん・因由・素因・真因・要因・一因・導因・誘因・理由・事由じゆう・訳わけ・近因・遠因・せい・起因する・基づく・発する 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「根差す」の意味・読み・例文・類語 ね‐ざ・す【根差】 〘 自動詞 サ行五(四) 〙 ( 古くは「ねさす」 )① 植物が土中に根をおろす。土中で根が延びはじめる。根づく。[初出の実例]「滝つ瀬にねざしとどめぬうき草のうきたる恋も我れはするかな〈紀友則〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋二・五九二)② 原因する。基づく。[初出の実例]「鹿のかはをかぶり、忍び入らんとせしはねざしたる所存有よな」(出典:浄瑠璃・曾我会稽山(1718)三)「人を救はうと云ふ実意から根ざす事で無く」(出典:志都の岩屋講本(1811)下)③ きざす。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例