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橘湾 たちばなわん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

橘湾
たちばなわん

徳島県東部,紀伊水道に面するリアス海岸で,湾内には阿南市に属する小勝島高島野々島弁天島などの小島が点在し,阿波松島と呼ばれる。弁天島には天然記念物の熱帯性植物群落がある。湾内にはキャンプ場も多く,観光開発が進み,室戸阿南海岸国定公園に属する。 1995年日本最大級の火力発電所である湾発電所建設のため小勝島周辺の埋立てが始った。

橘湾
たちばなわん

長崎県南東部,長崎半島島原半島とにいだかれた弧状の湾。千々石湾ともいう。長崎半島側は野母半島県立自然公園,島原半島側の一部は島原半島県立自然公園に属する。湾域は潮流の関係から一つの独立した生態系をなし,小型底引網漁,小型揚繰網漁,刺網漁,一本釣りに適した漁場がある。雲仙市南西部の富津,長崎市東部の網場 (あば) が主要な漁港。 1978年から石油貯蔵基地として利用されるようになり,その後タンカーによる国家備蓄がはかられた。網場港からは天草へ定期航路がある。島原半島西岸の千々石にある砂丘海岸は海水浴場としてにぎわう。

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百科事典マイペディアの解説

橘湾【たちばなわん】

長崎県南部,長崎半島島原半島に挟まれた海域。名称は,日露戦争で功績があった橘周太中佐(湾岸の千々石出身)に由来する。主にイワシ類のほか,サバ,アジなどを漁獲する。

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世界大百科事典 第2版の解説

たちばなわん【橘湾】

徳島県東部,阿南市にある湾。紀伊水道に面し,湾口の幅5km,奥行き7km。湾内の最大水深12m。湾岸は小湾入の多いリアス海岸で,早くから風待港,避難港として発達,江戸時代には塩田も開かれていた。北岸の埋立地に1963年四国電力の火力発電所が,次いで日本電工の工場が立地し,新産業都市地域に指定されて石油化学,貯油基地の立地計画があったが,住民の反対運動,経済情勢の変化などにより実現していない。湾内には小勝(こかつ)島,高島,野々島など大小の島々が散在し,〈阿波の松島〉の称があり,湾岸は国際キャンプ場として利用されている。

たちばなわん【橘湾】

長崎県南部,長崎半島と島原半島に挟まれた海域。日露戦争で功績があった橘周太中佐(湾岸の千々石(ちぢわ)町出身)の名にちなんで命名された。千々石湾ともいう。湾奥部は陥没により生じたカルデラであるとの考え方があり,それによれば,北側の水深30mまで続く急崖はカルデラ壁,その沖合に広がる水深35~40mの平たんな海底面はカルデラ床である。湾底は粘土質・微砂質の堆積物で覆われている。南東部の加津佐町津波見(つばみ)沖には,水深25mあたりに堆(たい)が発達する。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔長崎県〕橘湾(たちばなわん)


長崎県南部、島原(しまばら)半島西側の湾。島原半島南西岸の国(くに)崎と北西約11kmの向(むかい)島を結んだ線を湾口とする。湾内では真珠やハマチの養殖が盛ん。湾奥の小浜(おばま)温泉は雲仙天草(うんぜんあまくさ)国立公園の観光拠点で、海中にわく噴泉塔で名高い。千々石(ちぢわ)湾ともいう。

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