コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

武玉川 むたまがわ

6件 の用語解説(武玉川の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

武玉川
むたまがわ

江戸時代中期の雑俳撰集。初編~十五編は慶紀逸 (けいきいつ) ,十六~十八編は2世紀逸が編。寛延3 (1750) 年初編刊。以下毎年続刊,宝暦6 (56) 年十編にいたり,翌年から『燕都枝折 (えどしおり) 』と改題,紀逸没年の同 12年に十五編に達した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

むたまがわ〔むたまがは〕【武玉川】

江戸中期の雑俳集。18編。15編まで慶紀逸(けいきいつ)、16編以下は2世紀逸編。寛延3~安永5年(1750~1776)刊。江戸の俳諧の高点付句を集めたもので、「誹風柳多留」などに影響を与えた。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

武玉川【むたまがわ】

前句付句集。18編18冊。1750年―1776年刊。慶紀逸(きいつ)撰。11〜15編は《燕都枝折(えどしおり)》と改題して二世紀逸の撰。紀逸が撰した付句のうち高点句を集めたもので,7・7の短句,5・7・5の長句の2種あり,短句が多い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

むたまがわ【武玉川】

俳諧高点付句集。1750年(寛延3)から56年までに10編,以後《燕都枝折(えどしおり)》と改題して5編,紀逸撰。1771年から76年まで2世紀逸撰で3編,計18編となる。選句の中から前句を略した秀逸な付句を編んだもので,俳諧だから17音の長句と14音の短句が混在しているが,短句に寸言の鋭さがあるので,〈武玉川調〉などと呼ばれ,川柳点に直接影響した。〈鳶までは見る浪人のゆめ〉。【鈴木 勝忠】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

むたまがわ【武玉川】

雑俳撰集。一八編。一五編まで慶紀逸けいきいつ編、一六編以下は二世紀逸編。一一編以下「燕都枝折えどしおり」と改題。1750~76年刊。前句付を普及させ、「柳多留」以下の類書に影響を与えた。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

武玉川
むたまがわ

江戸中期の俳諧(はいかい)書。紀逸(きいつ)編。初編1750年(寛延3)刊~10編56年(宝暦6)刊。書名は、古歌で著名な六つの玉川のうち、武蔵(むさし)の玉川を意味し、江戸座俳諧の高点付句を抜粋した新企画の本書が、玉川上水のごとく、江戸万人の口を広く潤すようにという意図を込めたもの。五・七・五形式の付句のほかに「恋しい時は猫を抱き上げ」などという七・七形式の付句を含み、余情あふれた佳句が多い。なお、本書の後集として『燕都枝折(えどしおり)』初~五編が編まれ、紀逸没後、この『燕都枝折』をあわせて『武玉川』初~15編とし、さらに16~18編が追加編集された。[岩田秀行]
『森銑三著『武玉川選釈』(1984・弥生書房)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

武玉川の関連キーワード芝崎好寛慶紀逸付句梅園叢書河畑慶山菊舎太兵衛祇丞(2代)田中魚江長野馬貞良弘(2)

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone