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比較心理学 ひかくしんりがくcomparative psychology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

比較心理学
ひかくしんりがく
comparative psychology

ウイルスや植物から人間にいたるまで種々の生物の行動を,その相違と類似,または近縁性の観点から比較研究する心理学の一部門。この名称は 17世紀以来発展してきた比較解剖学や 18世紀以来の比較生理学にならったものであるが,それが取扱う範囲は次第に広くなり,現在では広義には,(1) 動植物の行動をその系統発生個体発生の観点から比較検討する研究 (動物・植物心理学) ,(2) 子供の精神的発達段階を比較する研究 (発達心理学 ) ,(3) 種々な人種,民族の精神構造を比較する研究 (民族心理学 ) ,(4) 個体間の差異を問題にする研究 (差異心理学 ) ,(5) 健常者精神障害者との精神構造を比較する研究,(6) 一連の動物種を通じてみられる行動の進化を問題とする研究 (発生心理学) などが含まれ,その領域はほかの心理学部門と重複している。狭義には,動物心理学とほとんど同義に用いられている。

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デジタル大辞泉の解説

ひかく‐しんりがく【比較心理学】

人種間、男女間、正常者と異常者、社会的階級間、個人の発達段階における行動を比較研究する心理学の一部門。
人間と種々の動物の行動を比較研究する心理学の一部門。狭義には、動物心理学と同じ。

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百科事典マイペディアの解説

比較心理学【ひかくしんりがく】

いろいろな生物の行動について,その差異と類似の関係を研究し,その発生機構に至るまで明らかにしようとする心理学の一分野で,アメリカの行動主義心理学の誕生が大きな影響を与えた。
→関連項目児童心理学

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大辞林 第三版の解説

ひかくしんりがく【比較心理学】

種々の動物の行動と人間の行動とを比較して、その差異と類似を明らかにしようとする心理学の一部門。動物心理学とほとんど同義に用いられる。
人種間、男女間、正常者と異常者・犯罪者間の行動、あるいは個人の各発達段階における行動を比較研究する心理学の一部門。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

比較心理学
ひかくしんりがく
comparative psychology

人および動物の種差、発達段階、個体差、正常・異常などについて行動の比較研究を行う学問。広義には一般心理学general psychologyに対し、発達心理学genetic or developmental psychology、人種心理学racial psychology、民族心理学folkspsychology、異常心理学abnormal psychologyなどもさすが、慣用は狭義で、動物心理学を意味する。[小川 隆]

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