デジタル大辞泉
「毬」の意味・読み・例文・類語
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毬
まり
ball
鞠とも書く。ゴムや革,糸や合成樹脂などで球をかたどった運動玩具。歴史は古く,日本でも7世紀のなかば,蹴鞠 (けまり) の遊戯が行われたことが知られる。のち手鞠遊びが行われるようになったが,これらは中国から渡来したものである。その後,木綿糸などを使用して,より弾力性をもたせる工夫がなされてきたが,明治中期にドイツからゴム製の毬が輸入され,その使用方法も違ってきた。今日ではボールと呼ばれるゴム,革,合成樹脂製のものが多用されている。内部には空気を充填するもの,各種材料の芯を用いるものなどがあって,各種スポーツ用のものが広範に普及している。
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