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法華八講 ほっけはっこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

法華八講
ほっけはっこう

法華経』8巻を第1巻から1巻ずつ8回に分けて義し賛嘆する法会。略して「八講」ともいう。起源は中国とされるが,日本では延暦 15 (796) 年に奈良の石淵寺の勤操が4日間『法華経』を講義したのを最初とする。その後宮中,幕府において死者の追善供養のために行われた。

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デジタル大辞泉の解説

ほっけ‐はっこう【法華八講】

法華経8巻を8座に分け、ふつう1日に朝夕2座講じて4日間で完了する法会。八講会。八講。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほっけはっこう【法華八講】

仏事の法要名。法花八講とも書く。《法華経》を対象とする〈講讃〉の法要のうち,もっとも有名なもの。天台系諸宗で勤める。経1巻を法要一座に当て,《法華経》全8巻を八座で完結させる。講師(こうじ),読師(どくし)が左右の講座に登り,読師が経題を唱え,講師が経を行い,そのあと,問者(もんじや)が経釈の内容について質問すると講師が答えるという〈論義〉がある。経釈も論義も簡単なフシがつく。諸役は一座ごとに交替する。

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大辞林 第三版の解説

ほっけはっこう【法華八講】

「法華経」八巻を八座に分け、朝夕一座ずつ四日間で講ずる法会。八講。法華八講会。

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世界大百科事典内の法華八講の言及

【講讃】より

…講讃には論義(質疑の問答)が付くことが多く,その時は〈講問〉とも称する。講ずる内容が多くて数座にわたる講讃は〈法華八講〉〈最勝十講〉などと称する。法華八講は法華経全8巻を8座に分けた講讃で,毎日の朝座(あさざ),夕座(ゆうざ)の2座を4日間続けて完了するのを本儀とするが,日数を短縮したり,座数を減じたりすることもある。…

【寺事】より

…この場合,(1)1ヵ所の道場で何座もの法要を勤めるかたちと,(2)2ヵ所以上の道場で別法要を勤めるかたちと,(3)その混合のかたちとがある。(1)には法華八講,最勝十講(さいしようじつこう)などがある。法華八講は法華経8巻を講説する講経論義法要で,1巻ごとに一座の法要が完結するかたちをとる。…

【法華会】より

…故事にのっとって論義を行う者を竪者(りゆうしや∥りつしや)といい,その論義の判定をなす権威者を探題と称し,一山の長老があたる。法華八講・法華十講なども法華会と称するが,これは講座の数によって名づけられたものである。【村山 修一】。…

※「法華八講」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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