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火山性地震 かざんせいじしん volcanic earthquake

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

火山性地震
かざんせいじしん
volcanic earthquake

火山の活動によって発生する地震火山作用によらない通常の地震とは区別される。震源の深さが 10kmより浅い場合が多く,マグマ火山ガスの体積変化や移動に由来する岩石破壊によって起こる(→火山性微動)。

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知恵蔵2015の解説

火山性地震

火山の地下で発生する地殻の微小破壊。しばしば群発する。大部分は無感地震であるが、被害を伴う有感地震もある。マグマの移動は、その周辺に地震を多発させることが多いので、火山性地震の頻度はマグマの活動度の重要な示標となる。震源分布から、マグマの通路やマグマだまりが推定される例も多い。

(井田喜明 東京大学名誉教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

かざんせい‐じしん〔クワザンセイヂシン〕【火山性地震】

火山活動に伴って起こる地震。火山やその周辺に発生し、震源の深さは10キロ以下が多い。

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百科事典マイペディアの解説

火山性地震【かざんせいじしん】

火山付近の地下で発生する震源の深さが約10kmよりも浅い地震。その多くはマグマの移動やマグマ起源のガスの上昇,地下水の移動にともなって発生する群発性地震である。

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世界大百科事典 第2版の解説

かざんせいじしん【火山性地震 volcanic earthquake】

火山体およびそのごく周辺に発生する地震をいい,震源の深さはおおむね10kmより浅い。この定義では,発生の原因については無関係に,震源の分布のみで分類している。したがって,火山の近くに起きた地震が火山性地震か,構造性地震かを議論することは意味がない。火山性地震のマグニチュードの上限は大体5程度と考えてよく,一般には微小地震がほとんどである。有感地震であっても震源が浅いので,ごく震央に近い部分のみが人体に感じられる程度である。

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大辞林 第三版の解説

かざんせいじしん【火山性地震】

火山活動に伴って、火山付近に発生する地震。一般に小規模で震源は浅い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

火山性地震
かざんせいじしん

火山やその近くでおこる地震の総称。3種類があり、地震としての性質は一般の地震と変わらない地震と、低周波地震と、火山性微動とがある。このうち普通の地震でも火山現象の一部と考えられる場合には火山性地震とよばれるが、火山起源の普通の地震を一般の地震と区別することはむずかしい。
 火山性地震の規模はマグニチュード5程度以下の小さいものが多いが、ハワイでは7クラスがおきたこともある。震源の深さは表面近くから深くても20キロメートルと一般には浅いが、ハワイでは50キロメートル以上に達するものがある。
 低周波地震は普通の地震よりも低周波の振動が卓越しているもので、富士山の地下15~20キロメートルで観測されるほか、他の火山でもときに観測される。火山直下のマグマの活動を反映していると考えられている。2000年にはこの低周波地震がかなり増えたが、噴火には結び付かなかった。
 火山性微動は地面が連続的に揺れ続けるもので、噴火が近づいたときや噴火中に発生することが多い。マグマの動きの反映と考えられている。
 火山の近くに地震計を置き、小さい火山性地震の増減や分布を観測することは、火山の噴火予知の重要な手段である。火山性地震の観測によって大きな噴火の予知に成功した例がある。たとえば有珠山(うすざん)(北海道)では、過去7回知られている噴火の前には、かならず身体に感じる大きさの火山性地震があり、それから数日以内に噴火している。2001年(平成13)3月の噴火のときも激しい群発地震があり、地元の人々を噴火前に避難させて人的被害を回避することに成功した。
 しかし個々の火山により地震の性質も異なり、会津磐梯山(ばんだいさん)(福島県)では2000年に火山性地震が急増して地震が一日400回を超え、低周波地震や火山性微動も発生したが、結局、噴火しなかった。火山性地震が増えたからかならず噴火するわけではない。[島村英紀]
『島村英紀・森谷武男著『北海道の地震』(1994・北海道大学図書刊行会)』

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世界大百科事典内の火山性地震の言及

【火山観測】より

…1983年現在気象庁は17火山で地震観測を主とした常時監視を行っているほか,大学が七つの火山に観測所をおいている。 火山活動として最も普遍的に観測されるのは火山性地震である。日本では1910年に大森房吉によって有珠山で観測されたのがはじめであり,翌年から浅間山で観測が開始された。…

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