デジタル大辞泉
「火輪」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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か‐りんクヮ‥【火輪】
- 〘 名詞 〙
- ① 火が輪のように見えるもの。
- [初出の実例]「火の手はたの手さんらんし、風輪火りんあぶれ出、三界やぶるる斗也」(出典:浄瑠璃・国性爺後日合戦(1717)嫁入式三献)
- [その他の文献]〔元稹‐和李校書新題楽府・胡旋女〕
- ② ( 火の輪の意から ) 太陽の異称。日輪。
- [初出の実例]「たぐれば千尋の大蛇(おろち)が形、眼は火輪ほのほのそびら」(出典:浄瑠璃・日本振袖始(1718)五)
- [その他の文献]〔韓愈‐桃源図詩〕
- ③ =かしゃ(火車)①
- [初出の実例]「法の便りの牛車を棄て、罪の齎(もた)らす火輪(クヮリン)にも駕さんとは思したまふ」(出典:二日物語(1892‐1901)〈幸田露伴〉此一日)
- ④ 仏語。密教で、一切の存在を五輪からなるものとしたその一つ。赤色で三角と表現されるもの。これを象った印相を火輪の印という。
- [初出の実例]「火輪随レ手方与円。種々変形任レ意遷」(出典:性霊集‐一〇(1079)十喩詩・詠旋火輪喩)
- ⑤ 「かりんしゃ(火輪車)」「かりんせん(火輪船)」などの略。〔広益熟字典(1874)〕
- [初出の実例]「海波静穏にして、火輪の運転も殊に快駛なり」(出典:東京日日新聞‐明治一八年(1885)八月一三日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「火輪」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の火輪の言及
【塔】より
…なお,籾(もみ)塔というのは,高さ2~3寸ほどの宝篋印形木製小塔で,平安時代末から鎌倉時代にかけてのものがあり,小塔供養に用いられたものであろう。[五輪塔](図4)は方形の地輪,球形の水輪,宝形造の火輪,半球形の風輪,宝珠形の空輪からなるもので,平安時代から現れ,各輪四方に梵字を彫ったものが多く,最も多くつくられた石塔である。また[板碑](いたび)は五重塔の簡略化されたものともみられよう。…
※「火輪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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