焦げ付く(読み)コゲツク

デジタル大辞泉 「焦げ付く」の意味・読み・例文・類語

こげ‐つ・く【焦げ付く】

[動カ五(四)]
焦げて鍋や網などにつく。「煮物が―・く」
貸した金銭回収不能となる。「貸出金が―・く」
相場が固定して変動しなくなる。
[類語](1焦げる焦がす焼け焦げ焼け焦がし黒焦げ生焼け付くくっつくひっつくへばりつくこびりつく付ける触れる吸い付く焼き付く吸着/(2踏み倒す借りる借用する寸借する恩借する借金する借財する借銭する賃借する賃借りする転借する前借する前借りするチャーター借り入れる借り切る借り受ける借り上げる借り出す借り換える借り倒す拝借する

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精選版 日本国語大辞典 「焦げ付く」の意味・読み・例文・類語

こげ‐つ・く【焦付】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. 焼け焦げて、物にくっつく。煮ものなどが焦げて鍋などにつく。
    1. [初出の実例]「カステーラの焦げつくを気にする亭主に」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六)
  3. 人に貸した金銭や投資した資金などの回収がむずかしくなる。
    1. [初出の実例]「あの人は焦付(コゲツ)いたけれど、おれはめったに焦付きはせぬというて、三百目持って行っては焦付き、五百目持って行っては焦付き」(出典:松翁道話(1814‐46)二)
  4. 取引相場で、相場が固定して変動しなくなる。〔いろは引現代語大辞典(1931)〕
  5. ある地位や状態のままで動かなくなる。逆境におちいったまま、浮かび上がることができなくなる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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