然う(読み)ソウ

デジタル大辞泉 「然う」の意味・読み・例文・類語

そう〔さう〕【然う】

《「さ(然)」の音変化》
[副]
そのように。「私も然う思う」
(あとに打消しの語を伴って)それほど。そんなに。「然う大きくない」
[感]
相手の言うことに肯定・同意するときに用いる語。「然う、そのとおり」
相手の言葉に対する問い返しや、半信半疑の気持ちを表すときに用いる語。「あら、然う」「然う、信じられないな」
過去出来事を思い出すときなどに用いる語。「然う、あれは去年の夏のことだ」
[類語]さもさもさも余りそんな大してさほどさしてさまでそれほどさしたる満更まんざら必ずしもあながち一概にそのようそうしたそういうさようしかなかなか取り立てて別段さのみさしもこれほどどれほどいかほど何ほどそれくらいこれくらいこのくらいこればかり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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