然様(読み)しかざま

精選版 日本国語大辞典 「然様」の意味・読み・例文・類語

しか‐ざま【然様】

〘名〙 (形動) そのようであること。そのようなさま。そのとおり。
十訓抄(1252)一「無き事をつくりて問ひ給ひけるに、つくづくとまもりて、『しかざまに候』と見給ふと申しければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「然様」の意味・読み・例文・類語

さ‐よう〔‐ヤウ〕【然様/左様】

[形動][文][ナリ]そのよう。そのとおり。「―なことはございません」「はい、―でございます」
[感]相手の言ったことを肯定したり、自分の思い出したことにうなずいて話し出したりするときに発する語。そう。「―、あれは去年の暮れのことであった」
[類語]さもさもさもそんなそのようなそうしたそういうそのようにそうそれほどしか余り満更まんざら必ずしもあながち一概にさしてさしたるさほどさまで大してなかなか取り立てて別段さのみさしもこれほどどれほどいかほど何ほどそれくらいこれくらいこのくらいこればかり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android