デジタル大辞泉 「然く」の意味・読み・例文・類語 しか‐く【▽然く/×爾く】 [副]《副詞「しか」+副詞語尾「く」》そのように。そんなに。「一国の法が―掟おきてするならば」〈里見弴・多情仏心〉[類語]さも・さもさも・そんな・そのような・そうした・そういう・然様さような・そのように・そう・それほど・余り・満更まんざら・必ずしも・あながち・一概に・さして・さしたる・さほど・さまで・大して・なかなか・取り立てて・別段・さのみ・さしも・これほど・どれほど・いかほど・何ほど・それくらい・これくらい・このくらい・こればかり 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「然く」の意味・読み・例文・類語 しか‐く【然く・爾く】 〘 副詞 〙 ( 副詞「しか」に副詞語尾「く」の付いたもの ) そのように。さように。平安時代、漢文訓読の際に用いられた語。[初出の実例]「精誠感びを致すこと然(シカク)す」(出典:天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃))「この近藤はしかく寛大なる主人ではない」(出典:牛肉と馬鈴薯(1901)〈国木田独歩〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例