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強ち アナガチ

デジタル大辞泉の解説

あながち【強ち】

[副](あとに打消しの語を伴う)
断定しきれない気持ちを表す。必ずしも。一概に。「強ち(に)うそとは言いきれない」
強い否定の意を表す。決して。
「範頼、義経が申し状、―御許容あるべからず」〈平家・一〇〉
[形動ナリ]
強引なさま。無理やり。
「父大臣(おとど)の―にしはべりしことなれば」〈大鏡・道長上〉
いちずなさま。ひたむき。
「などかく、この御学問の―ならん」〈・少女〉
身勝手なさま。わがまま。
「おろかに過ぎにし方さへくやしうおぼさるるも―なり」〈和泉式部日記

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

あながち【強ち】

( 副 )
(下に打ち消しの語を伴う)
一方的に決めつけられないさま。一概に。まんざら。必ずしも。 「 -無理ともいえない」
決して。むやみに。 「範頼・義経が申し状、-御許容あるべからず/平家 10
( 形動ナリ )
周囲にかまわず一途いちずであるさま。ひたむき。 「 -に心ざし見えありく/竹取」 「など、かく、この御学問の-ならむ/源氏 乙女
強引であるさま。無理やり。 「 -にかかづらひたどりよらむも人悪かるべく/源氏 空蟬
異常なほどはなはだしいさま。ゆきすぎ。 「それだになほ-なるさまにては見ぐるしきに/枕草子 237
必ずしも。 「 -に恐ろしかるべき事にもあらねど/栄花 玉の村菊」 〔他人の迷惑をかえりみず、自分勝手にしたいままにするというのが原義。「あな」は「おのれ(己)」の意で、「己あな勝ち」に由来するか。平安時代末期には打ち消しの語を伴って用いる の意が生じ、次第に「に」を脱落させた の用法が主流となっていった〕

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