デジタル大辞泉 「強ち」の意味・読み・例文・類語
あながち【▽強ち】
1 断定しきれない気持ちを表す。必ずしも。一概に。「
2 強い否定の意を表す。決して。
「範頼、義経が申し状、―御許容あるべからず」〈平家・一〇〉
[形動ナリ]
1 強引なさま。無理やり。
「
2 いちずなさま。ひたむき。
「などかく、この御学問の―ならん」〈源・少女〉
3 身勝手なさま。わがまま。
「おろかに過ぎにし方さへくやしうおぼさるるも―なり」〈和泉式部日記〉
[類語]必ずしも・まんざら・一概に・さして・さしたる・さほど・さまで・それほど・そんな・そのよう・そうした・そういう・さよう・さも・さもさも・そう・