デジタル大辞泉 「然して」の意味・読み・例文・類語 さし‐て [副]《動詞「さ(指)す」の連用形+接続助詞「て」から》1 (あとに打消しの語を伴って用いる)とりたてていうほど。それほど。たいして。「これはさして重要ではない」「さして遜色そんしょくはない」2 特にそれと指して。とりわけ。「鎌倉殿に―申すべき大事ども候」〈平家・一二〉[補説]1は「然して」とも書くが、語源は「指して」と思われる。→さしたる[類語]あまり・さほど・大して・それほど・さしたる・さまで・そう・そんなに・満更まんざら・必ずしも・あながち・一概に・そんな・そのよう・そうした・そういう・さよう・さも・さもさも・然しかく・なかなか・取り立てて・別段・さのみ・さしも・これほど・どれほど・いかほど・何ほど・それくらい・これくらい・このくらい・こればかり しか‐し‐て【▽然して/×而して】 [接]そして。それから。多く漢文訓読文に用いられる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by