コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

さして サシテ

デジタル大辞泉の解説

さし‐て

[副]《動詞「さ(指)す」の連用形+接続助詞「て」から》
(あとに打消しの語を伴って用いる)とりたてていうほど。それほど。たいして。「これはさして重要ではない」「さして遜色(そんしょく)はない」
特にそれと指して。とりわけ。
「鎌倉殿に―申すべき大事ども候」〈平家・一二〉
[補説]1は「然して」とも書くが、語源は「指して」と思われる。→さしたる

しか‐し‐て【然して/×而して】

[接]そして。それから。多く漢文訓読文に用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

さして【然して】

( 副 )
〔動詞「さす」の連用形に助詞「て」のついた形から〕
(下に打ち消しの語を伴って)その程度があまりはなはだしくない状態や特別ではないさまを表す。それほど。たいして。 「 -ひどいとは思えない」 「 -困っているわけではない」
それとはっきりと。 「女を-その人とたづねいで給はねば/源氏 夕顔
[句項目] 然してもない

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

さしての関連キーワード義理を欠く連用形鎌倉殿打消し動詞語源たづ遜色生る補説遮ふ

今日のキーワード

悪魔の証明

証明が非常に困難なものごとを表す比喩表現。古代ローマ法において所有権の帰属証明が極めて困難であったことから、この言葉が初めて用いられたとされている。現代においては、権利関係や消極的事実の証明に関する法...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

さしての関連情報