片貝（千葉県）（読み）かたかい

日本大百科全書(ニッポニカ)

片貝（千葉県）
かたかい

千葉県東部、山武(さんぶ)郡九十九里町の中心地区。旧片貝町。江戸中期以後イワシの地引網漁の中心地をなし干鰯(ほしか)（肥料）を生産。豊漁期に定着した納屋(なや)集落（漁村における新開地集落）があり、地名の語尾に納屋や浜がつく。現在は干物(ひもの)の水産加工が盛んで、夏は海水浴客でにぎわう。作田(さくた)川河口（小関地区）に片貝漁港がある。

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[参照項目] | 九十九里（町）

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)