白龍(読み)はくりょう

精選版 日本国語大辞典 「白龍」の意味・読み・例文・類語

はく‐りょう【白龍】

  1. ( 「りょう」は「龍」の漢音 ) 〘 名詞 〙
  2. 白い龍。天帝使者といわれる。
    1. [初出の実例]「京中白龍見、有暴風雨、損民屋」(出典日本紀略‐弘仁一〇年(819)七月丙申)
    2. [その他の文献]〔墨子‐貴義〕
  3. 渓流や滝などの白く泡だった流れの形容
    1. [初出の実例]「幾百千の白龍(ハクリョウ)の、をどるよをどるよ、碧(みどり)の淵に」(出典:唱歌・滝(文部省唱歌)(1932))
    2. [その他の文献]〔孟郊‐寒渓詩〕

はく‐りゅう【白龍】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「りゅう」は「龍」の慣用音 ) ⇒はくりょう(白龍)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「白龍」の解説

はくりゅう【白龍】

新潟日本酒蔵元廻船問屋から分家し創業。酒名は、船にかかわる家業に携わってきた末裔として、海の神の龍にちなみ命名大吟醸酒吟醸酒純米酒本醸造酒普通酒がある。平成2、4、11、16、19、25年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は山田錦越淡麗、五百万石など。仕込み水は阿賀野川伏流水。蔵元の「白龍酒造」は天保10年(1839)創業。所在地は阿賀野市岡山町。

はくりゅう【白龍】

福井の日本酒。酒名は、九頭竜川の白く泡立つ激流を白い龍になぞらえて命名。自然農法による山田錦の栽培から酒造りまで一貫して手がける。純米大吟醸酒、大吟醸酒、純米酒、本醸造酒、普通酒がある。原料米は山田錦、五百万石など。仕込み水は白山山系の伏流水。蔵元の「吉田酒造」は文化3年(1806)創業。所在地は吉田郡永平寺町北島。

はくりゅう【白龍】

愛知の日本酒。酒名は、昔、蔵に白蛇が棲んでいたことにちなみ命名。蔵元の「白龍酒造」は嘉永年間(1848~54)創業。所在地は名古屋市北区清水。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「白龍」の解説

白龍〔商品名〕

奈良県桜井市に本社を置く、株式会社三輪そうめん山本が製造・販売する高級手延べそうめん。にゅうめんもある。

白龍〔日本酒〕

新潟県、白龍酒造株式会社の製造する日本酒。大吟醸酒、純米酒、本醸造酒などがある。

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