コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

皇室祭祀 こうしつさいし

5件 の用語解説(皇室祭祀の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

皇室祭祀
こうしつさいし

皇室でとり行う祭祀で,主として賢所,皇霊殿,神殿,神嘉殿,山陵などを祭所として,1908年の皇室祭祀令の規定に従って行われた。おもなものに,大祭として四方拝 (1月1日) ,元始祭 (1月3日) ,皇霊祭 (春秋2季,春分,秋分の日) ,神武天皇祭 (4月3日) ,神嘗祭 (10月 17日) ,新嘗祭 (11月 23日) ,小祭として祈年祭 (2月 17日) ,天長祭 (4月 29日) ,明治天皇例祭 (7月 30日) などがあり,大祭は天皇がみずから,小祭は掌典長が主祭したが,いずれも天皇,皇太子が臨席,拝礼した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

皇室祭祀【こうしつさいし】

皇室の賢所(かしこどころ),皇霊(こうれい)殿,神殿および山陵などで行われる祭儀。以前は皇室祭祀令(1908年)によって参列員など定められていたが,1947年同令は廃止された。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

こうしつさいし【皇室祭祀】

皇室の祭祀は背後に長い伝統をもつが,1908年皇室祭祀令が制定されるに及び定型化し,47年同令が廃止された後も,皇室の私事としてほぼ同令の規定に準拠して行われている。祭祀令は,皇室の祭祀を大祭と小祭に分け,大祭は天皇みずから祭典を行い,小祭は掌典長が祭典を執行し,天皇が拝礼するものと定めている。
[大祭]
 1月3日の元始(げんし)祭,2月11日の紀元節祭,春分の日の春季皇霊祭・同神殿祭,4月3日の神武天皇祭,秋分の日の秋季皇霊祭・同神殿祭,10月17日の神嘗(かんなめ)祭,11月23~24日の新嘗(にいなめ)祭,および先帝祭(毎年の命日),先帝以前3代の式年祭(没後満3,5,10,20,30,40,50,100年,以後100年ごとの命日),先后の式年祭,母后の式年祭が大祭である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

こうしつさいし【皇室祭祀】

宮中で行われる祭祀。古代以来の伝統をもつが、1908年(明治41)皇室祭祀令の制定で大祭と小祭に分けられ、天皇は神嘗祭かんなめさい・新嘗祭などの大祭を自ら主宰、小祭は掌典長が執行し、天皇が拝礼を行うものと規定。第二次大戦後は、私事として行われている。 → 大祭小祭

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

皇室祭祀
こうしつさいし

皇室で執り行われる祭祀で、おもに神道的儀式を基本としている。皇室祭祀には、新嘗祭(にいなめさい)など古代からの祭祀を継承したものや、元始祭(げんしさい)などのように明治維新後の神道(しんとう)国教化政策、神仏分離政策の影響を受けて新たに定められた神道祭祀など多数ある。現行の皇室祭祀は、明治維新後新たに制度化された諸祭祀を踏襲しているが、一括して「皇室祭祀」として法文化、制度化されたのは1908年(明治41)の「皇室祭祀令」においてである。「皇室祭祀令」は3章26条および附式2編からなり、明治維新後実施された皇室での祭祀を整備、条文化し、固定化したものである。皇室祭祀には、以前は大祭と小祭の区別はなかったが、本令によって大小の区別がなされ、また斎戒、服喪や儀服、神事式、および恒例祭以外の祭祀(臨時祭)なども定められた。本令は1947年(昭和22)5月廃止。
 大祭は天皇の親祭で、以下の種類がある。
(1)元始祭(1月3日) 皇位の始源を祝い、宮中三殿(賢所(かしこどころ)、皇霊殿、神殿)で行われる。
(2)紀元節祭(2月11日) 皇霊殿で建国の祖とする神武(じんむ)天皇を親祭。
(3)春季皇霊祭(春分の日) 皇霊殿で歴代天皇などの霊を祀(まつ)る祭儀。
(4)春季神殿祭(春分の日) 神殿で天神地祇(てんじんちぎ)、八百万神(やおよろずのかみ)を親祭。なお秋季皇霊祭、秋季神殿祭(いずれも秋分の日)も春と同様に行われる。
(5)神武天皇祭(4月3日) 神武天皇崩御日として皇霊殿で朝、昼、夕の三度祭典が行われ、昼の儀に親祭がある。
(6)神嘗祭(かんなめさい)(10月17日) 古来から伊勢(いせ)神宮の最重儀である神嘗祭を同日に賢所でも行うもの。
(7)新嘗祭(11月23日) 当年の新穀を皇祖天照大神(あまてらすおおみかみ)に供する祭儀で、皇室第一の重儀。
 なおこのほか、大祭には大正天皇祭など先帝以前3代の式年祭や先后の式年祭などがある。小祭には歳旦(さいたん)祭(1月1日)、祈年祭(2月17日)、明治節祭(11月3日)、賢所御神楽(みかぐら)(12月中旬)、天長節祭(天皇誕生日)などがあり、天皇は拝礼、掌典(しょうてん)長が祭典を行う。[阪本是丸]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

皇室祭祀の関連キーワードアシュバメーダ皇室用財産皇室領皇室経済法祭祀大権小祭祭祀の承継皇室令小原〈村〉皇室祭祀令

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

皇室祭祀の関連情報