真水(読み)マミズ

デジタル大辞泉 「真水」の意味・読み・例文・類語

ま‐みず〔‐みづ〕【真水】

塩分などのまじらない水。淡水。さみず
国の経済対策のうち、政府が直接負担する財政支出のこと。公共投資減税など、同年度の経済成長率を直接押し上げる要素となるものをさす。「真水ベースで対国内総生産GDP)何パーセントの経済対策」などと表す。→事業規模
大部分が直接企業の収益となる売上。また、現金のこと。
[補説]2で、中小企業の資金繰り支援などの経済対策は、実際に支出されるかどうかわからないので全額は真水に含めない。公共事業のうち用地取得費などは新たな付加価値を生み出さないので真水に含めない。また、減税の場合、貯蓄に回る分は真水とはいえないとされる。
[類語](1淡水海水汽水深層水海洋深層水塩水えんすい塩水しおみず鹹水かんすい鉱水石灰水重水軽水軟水硬水

さ‐みず〔‐みづ〕【真水/素水】

混じりけのない水。まみず。
「―で洗ふがよい」〈伎・利生深川〉

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精選版 日本国語大辞典 「真水」の意味・読み・例文・類語

ま‐みず‥みづ【真水】

  1. 〘 名詞 〙 塩分などの、まじらない水。淡水。さみず。
    1. [初出の実例]「神水は天穂日命の真水」(出典:懐橘談(1653)下)

さ‐みず‥みづ【真水・素水】

  1. 〘 名詞 〙 まじりけのない水。塩分などのまじらない水。まみず。〔俚言集覧(1797頃)〕

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