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磁気緩和 じきかんわ magnetic relaxation

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

磁気緩和
じきかんわ
magnetic relaxation

物質の磁気モーメント系が磁気共鳴時に,ある熱平衡状態に到達するまでに時間的な遅れが現れる現象。磁気モーメントの量子化軸方向の緩和を縦緩和と呼び,その特性時間はスピン系と格子系の間のエネルギー交換の緩和時間で,スピン-格子緩和時間により示される。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

じきかんわ【磁気緩和 magnetic relaxation】

物質の磁気的状態が熱平衡状態に達するのに有限な時間を要することおよびそのために示される現象。物質中の非常に多数の電子,または原子核磁気モーメントの集りからなる磁気的な系を考える。ある磁場と温度でのもっとも安定な状態が熱平衡状態であり,系の状態が熱平衡状態からずれているときはその系は安定な熱平衡状態へ向かって変化することになる。それにつれて熱平衡状態での値からずれていた物理的な量も熱平衡状態の値に向かって変化をする。

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世界大百科事典内の磁気緩和の言及

【緩和現象】より

…この場合,実際上重要になるのは外部電場が一定の周期で振動する場合であって,このとき誘電率は複素数の形で与えられ,その虚数部分は,電場のエネルギーが物質に吸収され熱となって拡散する誘電損失を表す。(2)磁気緩和 物質の磁化が,外部の磁場の変化に対して新たな平衡状態になるまでに有限の時間を要する現象。常磁性を示す物質は,古典的に考えれば,磁気モーメントをもつ分子の集団とみなしてよいから,一定の周波数で振動する磁場の下では帯磁率は誘電緩和の場合の誘電率と同様に複素数で与えられ,その虚数部分は,単位体積の試料が単位時間に吸収するエネルギーを表す。…

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