コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

社会進化論 しゃかいしんかろん

大辞林 第三版の解説

しゃかいしんかろん【社会進化論】

ダーウィンの生物進化論を、社会的諸関係に適用し、社会も次第に高次なものへと進化すると考える理論。代表者はスペンサー。社会ダーウィニズム。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

しゃかいしんかろん【社会進化論 social evolutionism】

今日,社会進化論は,社会はしだいに進化し進歩するという社会理論一般を指し,C.ダーウィンの進化論を直接社会現象の説明に適用するいわゆる社会ダーウィニズムsocial Darwinismとは別物であるとする暗黙の了解がある。しかし歴史的にみると,比較的最近になるまで両者の区別は存在しなかった。代表的な社会ダーウィニストといわれるキッドB.Kiddが著した本の題名が《社会進化論》(1894)であったのがよい例である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

社会進化論
しゃかいしんかろん

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の社会進化論の言及

【社会発展】より

…この変化が漸進的で量的なものなのか,それとも革命的で質的なものなのか,また,この変化が望ましい状態に向けての変化であるのかどうか,あるいはまた変化の原因が社会の内部にあるのかそれとも外部にあるのか,などについて論者の意見は異なる。 この変化の過程を一定の方向に向かっての直線的で累積的なものとしてとらえるのが社会進化論の立場である。その初期の提唱者スペンサーは生物進化論の影響のもとに,社会の進化を強制的協力の支配する軍事型社会から自発的協力が支配する産業型社会への移行とみた。…

【スペンサー】より

…ロンドン・バーミンガム鉄道の技師(1837‐45)および《エコノミスト》誌の編集部員(1848‐53)を経て,1853年以後死ぬまでの50年間はどこにも勤めず,結婚もせず,秘書を相手に著述に専念した。大学とは終生関係をもたない在野の学者であったが,著作が増えるにつれて彼の名声はしだいに高まり,とりわけその社会進化論自由放任主義はJ.S.ミルや鉄鋼王A.カーネギーをはじめ多くの理解者,信奉者を得て,当時の代表的な時代思潮になった。晩年は栄光に包まれただけでなく,その思想はアメリカにW.サムナーのような有力な後継者を見いだして,1920年代アメリカの社会学,社会思想の中枢をなした。…

※「社会進化論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

社会進化論の関連キーワードサムナー(William Graham Sumner)モルガン(Lewis Henry Morgan)スペンサー(Herbert Spencer)パーソンズ(Talcott Parsons)キッド(Benjamin Kidd)ウィリアム・グラハム サムナーギルディッド・エイジベンジャミン キッドゴールデンワイザーE. コラディーニシエンティフィコスミュラー・リヤーイギリス社会学コラディーニグンプロビチスペンサーガイダンス家族社会学小山 鼎浦進歩の観念

今日のキーワード

所信表明演説

政府の長が施政に関する考え方を明らかにするために行う演説。日本の国会では、臨時国会や特別国会の冒頭に内閣総理大臣が衆議院および参議院の本会議場で行い、当面の問題を中心にその国会における内閣の方針を示す...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android