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神魂神社 かもすじんじゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

神魂神社
かもすじんじゃ

島根県松江市大庭町所在の神社。創立は明らかではないが,鎌倉時代には総社として尊崇された。イザナギノミコト,イザナミノミコトを祀る。本殿は正平1 (1346) 年造立のものを天正 11 (1583) 年に再建した大社造最古の遺構で,国宝。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

神魂神社
かもすじんじゃ

島根県松江市大庭(おおば)町に鎮座。大庭大宮ともいう。祭神は伊弉冉(いざなみ)大神、伊弉諾(いざなぎ)大神。神社名の「かもす」は「神坐(かみま)す」の転訛(てんか)。古代、当地は出雲国造(いずものくにのみやつこ)の根拠地で、その邸内に祀(まつ)られていた祭場が、国造家が杵築(きづき)(出雲市大社町)の地に移ったのちも、そのまま旧地に祀られ、独立の神社となったものと伝えるが、創建については明らかでない。旧県社。本殿は切妻造で、大社造の最古の遺構として国宝に指定されている。末社貴布禰(きふね)・稲荷(いなり)両神社の本殿は二間社流造で、国重要文化財。例大祭10月18日。[菟田俊彦]

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世界大百科事典内の神魂神社の言及

【出雲大社】より

…大社造は神明造とともに神社建築のもっとも古い形式であって,出雲地方を中心におこなわれた。大社造のもっとも古い遺構は,1583年(天正11)造替の神魂(かもす)神社本殿(国宝,松江市大庭町)である。【宮沢 智士】。…

【神社建築】より

…この形式を大社造といい(図2),島根県にのみ分布する特異な形式である。大社造の古い遺構として1583年(天正11)の同県神魂(かもす)神社本殿がある。
[住吉造]
 大阪の住吉大社本殿の形式を住吉造という(図3)。…

【火継】より

…出雲国造(いずものくにのみやつこ)家では古来新国造の就任にあたって必ず火継神事を行った。元来,これは意宇(おう)郡の熊野大社で行われたが,中世以降,もと国造の居館近くの斎場であった神魂(かもす)神社(松江市大庭)で行われるようになった。国造家の始祖天穂日(あめのほひ)命以来とされる古式神事で,まず神伝の重宝である火燧臼と火燧杵を用いて神火を鑽(き)り出し,この浄火をもって斎食を炊(かし)ぎ,熊野大神,大国主神をはじめ国内の諸神に供し,新国造みずからも食し,初めてその職を襲ぐことができる。…

※「神魂神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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