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秋月等観 しゅうげつとうかん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

秋月等観
しゅうげつとうかん

室町時代の画僧。雪舟の弟子。島津家の家臣高城氏の出身で,薩摩の生れ。出家して雪舟に画法を学び,延徳2 (1490) 年雪舟の自画像を授けられ,明応1 (92) 年には薩摩に帰郷。同5年に遣明使に随行して明に入り,雪舟像に杜菫 (ときん) のを受けた。

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百科事典マイペディアの解説

秋月等観【しゅうげつとうかん】

室町後期の禅僧,画家。生没年不詳。秋月は字,等観は諱(いみな)。もと島津家に仕えた武士で,俗姓は高城氏と伝える。山口の雲谷庵で雪舟に学び,1492年薩摩へ帰った。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

秋月等観 しゅうげつ-とうかん

?-? 室町-戦国時代の画僧。
もと薩摩(さつま)(鹿児島県)島津氏の家臣。中年で出家し,雪舟にまなぶ。画風を忠実につぎ,雪舟筆とされる花鳥図屏風(びょうぶ)には秋月制作のものもあるとみられる。晩年,薩摩福昌寺の住職となり,明応2年(1493)明(みん)(中国)にわたる。帰国後70歳余で没したという。俗姓は高城。作品に「西湖図」(石川県立美術館蔵),「芦雁図」など。

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朝日日本歴史人物事典の解説

秋月等観

生年:生没年不詳
室町後期の画僧。江戸時代の画史類は,もと薩摩の島津氏に仕えた武士で,姓を高城と伝える。出家して周防(山口県)の雲谷庵に赴き,雪舟の弟子となる。延徳2(1490)年に雪舟71歳の「自画像」を与えられる(模本が現存,藤田美術館蔵)。明応1(1492)年,薩摩へ帰郷し,その後明に渡って,北京会同館で「西湖図」(1496,石川県立美術館蔵)を描いた。帰国後七十余歳で没したと伝える。かなりの数の作品が伝わり,いずれも雪舟様式を直接的に継承したものである。筆致が固く,形態感を強調する点に特色がある。雪舟筆と伝える花鳥図屏風のうちには,秋月およびその系統の画家の作品が含まれていると推測される。<参考文献>『水墨美術大系』7巻

(山下裕二)

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうげつとうかん【秋月等観】

室町末期の画家。生没年不詳。画史類では,薩摩の島津家に仕えた武士で,高城氏を姓としたという。のち山口の雲谷庵に入り雪舟の弟子となる。1490年(延徳2)雪舟71歳の〈自画像〉を付与され,92年(明応1)には薩摩に画僧として帰る。96年ころ明に渡り,《西湖図》(石川県美術館)等を描く。帰国後,九州地方で雪舟画風の水墨画を広めた功績は大きい。《破墨山水図》《芦雁図》《天神図》(以上東京国立博物館),《花鳥図屛風》等があり,構成・筆致とも雪舟より平明,彩色も豊かで,独特の画境を示す。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

秋月等観
しゅうげつとうかん

生没年不詳。室町後期の画僧。薩摩(さつま)(鹿児島県)島津家の臣・高城氏を姓とし、山口の雲谷庵(うんこくあん)にいたころの雪舟に弟子入りしたといわれる。1490年(延徳2)の冬、師の雪舟から71歳の「自画像」(模本が大阪の藤田美術館に収蔵)を付与され、92年(明応1)薩摩へ帰ってのち明(みん)に渡り、96年在明中に『西湖図』(石川県美術館)を制作、帰国後70余歳で没した。雪舟様式をもっともよく受け継いだ高弟の一人といってよいだろう。その他の代表作に『芦雁(ろがん)図』双幅がある。[榊原 悟]

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