コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

大和青垣国定公園 やまとあおがきこくていこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大和青垣国定公園
やまとあおがきこくていこうえん

奈良県北部,笠置山地一帯を占める自然公園。面積 57.42km2。 1970年指定。山の辺の道は,古代より大和地方の重要な交通路として知られる古い道 (全長 23km) や,春日山より柳生の里にいたる古い道 (柳生街道) があり,柳生城址,円成寺,石仏群などの文化財も多い。真言宗豊山派の寺院長谷寺の近くにある与喜山は暖帯性の自然林天然記念物に指定。ゆるやかな山容はハイキングコースやゴルフ場に好適で,古寺や旧街道など訪れる場所も多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

大和青垣国定公園【やまとあおがきこくていこうえん】

奈良盆地東方の丘陵地帯のうち,〈山の辺の道〉と柳生街道に沿った地帯および初瀬一帯を含む国定公園。面積57.42km2。1970年指定。日本最古の道といわれる〈山の辺の道〉に沿っては,崇神・景行天皇陵,大神(おおみわ)神社石上(いそのかみ)神宮などがあり,柳生街道沿いには円成(えんじょう)寺が,また初瀬には長谷(はせ)寺がある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

やまとあおがきこくていこうえん【大和青垣国定公園】

奈良県北部、笠置かさぎ山地の西部にあたる自然公園。山辺の道や柳生やぎゆう街道および初瀬はせの一帯で、自然林を中心に石上いそのかみ神宮、長谷寺などがある。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本の地名がわかる事典の解説

〔奈良県〕大和青垣国定公園(やまとあおがきこくていこうえん)


奈良県北部の国定公園。奈良・天理(てんり)・桜井(さくらい)の各市にまたがる。面積5742ha。1970年(昭和45)、奈良盆地の東部丘陵保護を目的に指定された。日本最古の官道とされる山辺(やまのべ)の道(みち)、石上(いそのかみ)神宮・大神(おおみわ)神社・長谷(はせ)寺など史跡や古社寺のほか、三輪(みわ)山など『万葉集』に詠まれた景勝地も多い。桜井市初瀬(はせ)には天然記念物の与喜山(よきさん)暖帯林がある。柳生(ぎゅう)一族ゆかりの柳生の里や山辺の道などの史跡探訪ができ、ハイキング客にも人気がある。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大和青垣国定公園
やまとあおがきこくていこうえん

奈良県中北部、大和高原の西部地域を占める国定公園。倭建命(やまとたけるのみこと)の国偲(くにしの)びの歌「倭(やまと)は国のまほろばたたなづく青垣山隠(こも)れる倭し美(うるわ)し」にちなんでつけられた。1970年(昭和45)の指定。面積57.42平方キロメートル。わが国最古の官道といわれる山辺(やまのべ)の道に沿う地域を中心に、春日山(かすがやま)隣接地、柳生(やぎゅう)街道沿い、桜井市初瀬(はせ)周辺の地域が含まれる。山辺の道は大和高原の西麓(せいろく)を曲折しながら南北に通じる古道で、奈良から桜井市三輪に至る約23キロメートルをいう。崇神(すじん)天皇の山辺道勾岡上(やまのべのみちのまがりのおかのえ)陵、景行(けいこう)天皇の山辺道上(やまのべのみちのえ)陵のほか、北から高円(たかまど)山、白毫(びゃくごう)寺、円照寺、石上(いそのかみ)神宮、長岳寺、三輪山、大神(おおみわ)神社などの古社寺や、『万葉集』などに詠まれる山々があり、三輪山東方の初瀬山、巻向(まきむく)山、与喜山(よきさん)暖帯林(国の天然記念物)、長谷(はせ)寺なども含む。柳生街道沿いに春日山石窟(せっくつ)仏、地獄谷石窟仏、円成(えんじょう)寺、芳徳(ほうとく)寺、柳生陣屋跡などがある。山辺の道、柳生街道は東海自然歩道の一部でもあり、ハイキングコースとして整備されている。[菊地一郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

大和青垣国定公園の関連キーワード奈良県桜井市奈良(県)景行天皇陵石上神宮大神神社奈良市万葉集暖帯林天理市山の辺交通路桜井市春日山石上官道円成山辺

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android