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名手荘 なてのしょう

百科事典マイペディアの解説

名手荘【なてのしょう】

紀伊国那賀(なか)郡の紀ノ川北岸,和歌山県那賀(なが)町・粉河(こかわ)町(2町とも現・紀の川市)にあった荘園。もと藤原頼貞の相伝所領であったが,経営に失敗した頼貞が山城石清水(いわしみず)八幡宮寄進,1064年立荘された。

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世界大百科事典 第2版の解説

なてのしょう【名手荘】

紀伊国那賀郡(現,和歌山県那賀郡那賀町,粉河町)の荘園。もと藤原頼貞の私領であったが,所領経営に失敗し,1064年(康平7)石清水(いわしみず)八幡宮寺に寄進された。しかし石清水八幡宮寺領としても長続きせず,72年(延久4)の荘園整理によって停止された。その後1107年(嘉承2)高野山の大塔仏聖料にあてる荘園として立券され,以後中世末にいたるまで高野山領として存続した。紀ノ川の北岸に位置し,東は桛田(かせだ)荘と静川荘に,西は粉河(こかわ)荘に接する。

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