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紫衣 しえ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

紫衣
しえ

紫色の袈裟 (けさ) ,法衣の総称。修行僧の用いる衣の色には紫色は含まれていなかったが,唐代に朝廷から下賜された衣には紫色のものがあった。日本では玄 昉が霊亀3 (717) 年入唐して,唐朝より紫袈裟を賜わり,天平7 (735) 年帰朝後,やはり天皇より紫袈裟を賜わったのが最初であるとされる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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大辞林 第三版の解説

しい【紫衣】

しえ【紫衣】

紫色の法衣。勅許などによって高位・高徳の僧に着用が許された。しい。紫甲。 → 紫衣事件

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

紫衣
しえ

紫色の袈裟(けさ)や法衣(ほうえ)をいう。仏の制定したものでなく、朝廷が定めたもの。中国唐代の則天武后(そくてんぶこう)が法朗(ほうろう)ら9人に下賜したのを最初にする。袈裟は青、黒、木蘭(もくらん)の壊色(えじき)を如法(にょほう)色とするが、中国では、僧の功勲を服色に取り入れて制定した。日本でも、その制度が取り入れられ、栄西(えいさい)や道元(どうげん)も天皇より賜っている。[川口高風]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の紫衣の言及

【袈裟】より

…普通には鬱多羅僧を七条,僧伽梨を九条袈裟と称しているが,平(ひら)袈裟,衲(のう)袈裟,紫甲(しこう)袈裟,遠山(とおやま)袈裟などの種別があり,僧階によりその着用が規制されている。例えば唐代では紫衣(しえ)と称し,紫色の袈裟と法衣は天子下賜のものとして重視された。735年(天平7)に帰国した僧玄昉は,入唐留学中に玄宗皇帝より三品に准ずるとして紫袈裟を賜ったが,帰国後に聖武天皇からも,紫袈裟をおくられ,僧正に任ぜられた。…

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