コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

紫衣 しえ

6件 の用語解説(紫衣の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

紫衣
しえ

紫色の袈裟 (けさ) ,法衣の総称。修行僧の用いる衣の色には紫色は含まれていなかったが,唐代に朝廷から下賜された衣には紫色のものがあった。日本では玄 昉が霊亀3 (717) 年入唐して,唐朝より紫袈裟を賜わり,天平7 (735) 年帰朝後,やはり天皇より紫袈裟を賜わったのが最初であるとされる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

し‐い【紫衣】

しえ(紫衣)

し‐え【紫衣】

紫色の袈裟(けさ)および法衣の総称。古くは勅許によって着用した。紫甲。しい。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

しい【紫衣】

しえ【紫衣】

紫色の法衣。勅許などによって高位・高徳の僧に着用が許された。しい。紫甲。 → 紫衣事件

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

紫衣
しえ

紫色の袈裟(けさ)や法衣(ほうえ)をいう。仏の制定したものでなく、朝廷が定めたもの。中国唐代の則天武后(そくてんぶこう)が法朗(ほうろう)ら9人に下賜したのを最初にする。袈裟は青、黒、木蘭(もくらん)の壊色(えじき)を如法(にょほう)色とするが、中国では、僧の功勲を服色に取り入れて制定した。日本でも、その制度が取り入れられ、栄西(えいさい)や道元(どうげん)も天皇より賜っている。[川口高風]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の紫衣の言及

【袈裟】より

…普通には鬱多羅僧を七条,僧伽梨を九条袈裟と称しているが,平(ひら)袈裟,衲(のう)袈裟,紫甲(しこう)袈裟,遠山(とおやま)袈裟などの種別があり,僧階によりその着用が規制されている。例えば唐代では紫衣(しえ)と称し,紫色の袈裟と法衣は天子下賜のものとして重視された。735年(天平7)に帰国した僧玄昉は,入唐留学中に玄宗皇帝より三品に准ずるとして紫袈裟を賜ったが,帰国後に聖武天皇からも,紫袈裟をおくられ,僧正に任ぜられた。…

※「紫衣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

紫衣の関連キーワード暗紫色鬼百合紫煙紫色藍紫色蔓桔梗端色春蓼フレンチ警部と紫色の鎌ポイント・カラー

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone

紫衣の関連情報