経師屋(読み)キョウジヤ

デジタル大辞泉の解説

きょうじ‐や〔キヤウジ‐〕【経師屋】

経師1」に同じ。
《「貼る」に、つけねらう意の「張る」をかけて》女を手に入れようとねらう人をいう俗語

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百科事典マイペディアの解説

経師屋【きょうじや】

表装をする職人。経師は元来経巻の書写や表装を業とするものをいったが,平安末期からの個人による写経の流行や鎌倉期以降の版経の盛行につれ表装のみの専業となった。江戸期には市井の職人としての経師屋が生まれ,掛軸の表装や和本の装丁,ふすま・障子の張替などを行った。

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世界大百科事典 第2版の解説

きょうじや【経師屋】

巻物,掛物,和本,屛風,ふすまなどの表装をする職人。経師は,古代には写経を業とする人をいった。写経司(写経所)などに属する場合もあり,民間で活動する者もあった。写経司には,ほかに校生,装潢(そうこう)などの専門技術者がいた。装潢とは表装のことである。古代末期になって,個人による写経がさかんになると,経師本来の仕事はなくなり,写経のあとの表装の仕事に従うようになったと思われる。こうして中世には,経巻などの巻子本(かんすぼん)の表装を業とする専門職人になっていた。

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大辞林 第三版の解説

きょうじや【経師屋】

経師を職業とする家。また、その人。表具屋。大経師。
〔経師の「貼る」と女を「張る」とをかけた隠語〕 女を手に入れようとつけねらう者。

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