日本歴史地名大系 「聖神社」の解説
聖神社
ひじりじんじや
創祀については不明だが、当社の所在地信太郷(和名抄)の支配的氏族であったとみられる信太首の氏神社として祀られたのに起源すると推測される。信太首は百済からの渡来氏族である(新撰姓氏録)。貞観元年(八五九)五月七日官社に列し、同年八月一三日従四位下に昇叙(三代実録)。昌泰元年(八九八)宇多上皇が御幸、菅原道真が供奉して御衣を納めたと伝える(大阪府全志)。永万元年(一一六五)六月日の神祇官諸社年貢注文(永万文書)には和泉国の五社が挙げられているが、その一として当社名がみえ、年貢として櫛を納めている。
聖神社
ひじりじんじや
聖神社
ひじりじんじや
聖神社
ひじりじんじや
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報