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胃穿孔 イセンコウ

デジタル大辞泉の解説

い‐せんこう〔ヰ‐〕【胃×穿孔】

胃壁に(あな)があくこと。胃潰瘍(いかいよう)などが悪化して起こる。胃の内容物が腹腔内に出て、激しい腹痛を起こすことも多い。

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百科事典マイペディアの解説

胃穿孔【いせんこう】

胃壁に穴があき,完全に腹腔につき抜ける状態。穴があいても膵臓(すいぞう)などの隣接臓器によって覆われる場合は被覆性穿孔といって区別する。穿孔は胃・十二指腸潰瘍(かいよう)の合併症として起こることが最も多い。

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栄養・生化学辞典の解説

胃穿孔

 胃にできた潰瘍重症となり,胃壁が穿孔する状態.

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世界大百科事典 第2版の解説

いせんこう【胃穿孔 perforation of the stomach】

胃壁に穴があき,完全に腹腔につき抜ける状態。穴があいても大網や膵臓などの隣接臓器によっておおわれる場合を被覆性穿孔といって区別する。穿孔は胃潰瘍の合併症として起こることが最も多く,その他,胃癌や,誤飲した異物または外傷によって起こることもある。胃穿孔を起こすと胃内容が腹腔内にもれて,急性汎発性腹膜炎となるが,被覆性穿孔の場合には限局性腹腔炎や化膿巣をつくる。穿孔が起こりやすいのは一般に前壁の潰瘍の場合で,後壁の潰瘍の場合は被覆性穿孔の形をとりやすい。

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大辞林 第三版の解説

いせんこう【胃穿孔】

胃壁に穴があくこと。胃潰瘍が進行し起こることが多い。胃の内容物が腹腔に漏れ出すため急性腹膜炎を起こし、救急手術が必要となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

胃穿孔
いせんこう

出血、癌(がん)化、狭窄(きょうさく)とともに胃潰瘍(かいよう)(消化性潰瘍)の主要な合併症の一つ。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の胃穿孔の言及

【胃潰瘍】より

…下血の場合は,腸内の硫化水素により硫化ヘモグロビンとなり,ノリのつくだ煮状のタール便となることが多い。胃壁が完全に欠損し潰瘍が穿孔(せんこう)すると(胃穿孔),胃液が腹腔内に漏出し腹膜炎を起こし,激痛や発熱がみられる。しかし,潰瘍がありながら,まったく症状を訴えない場合も約10%くらいあり,とくに胃潰瘍の再発時には無症状のことが多い。…

※「胃穿孔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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