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自然宗教 しぜんしゅうきょうnatural religion

翻訳|natural religion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自然宗教
しぜんしゅうきょう
natural religion

啓蒙主義の時代に行われた合理主義の宗教で,人間の自然的理性,または洞察にのみ基づく宗教である。自然崇拝と混同されやすいが,自然崇拝アニミズムのような原始の宗教をさす。また民族宗教をさして自然宗教ということもあるが,この場合は nature religionとして区分される。自然宗教の代表的なものはイギリス理神論ライマールスカントなどの説で,その特徴は,権威主義的,制度的な既成宗教の説く啓示に対し,自然または理性による真理を重視する点にある。

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百科事典マイペディアの解説

自然宗教【しぜんしゅうきょう】

宗教の分類の一つで,英語ではnatural religion。人為宗教(創唱宗教)や啓示宗教に対する。人間本来の理性に基づく宗教と民族宗教や原始宗教のように自然発生的な宗教の両義がある。

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大辞林 第三版の解説

しぜんしゅうきょう【自然宗教】

自然発生的に成立した未開宗教。アニミズム・呪物崇拝などの素朴な信仰の総称。

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世界大百科事典内の自然宗教の言及

【理神論】より

…人間の功過に対して賞罰を課し広く万物の摂理をつかさどるとされる人格神への信仰に対して,天地創造の主体ではあるが創造行為の後は人間世界への恣意的な介入を中止し,自然に内在する合理的な法にもとづいてのみ宇宙を統治するものとしての神への信仰を意味する用語。自然宗教natural religionと呼ばれる場合もある。したがってそれはヨーロッパ思想の中で,17世紀後半のイギリス名誉革命に始まる市民社会の発展と自然科学の興起に伴い,合理的な思弁の浸透によって従来の伝統的な国教会の教義を否認し,三位一体や啓示・奇跡を否定して聖書の象徴的・比喩的解釈を採用する異端としての神学を指す。…

※「自然宗教」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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