舘山寺(読み)かんざんじ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「舘山寺」の意味・わかりやすい解説

舘山寺
かんざんじ

静岡県浜名湖北東岸に突き出た庄内半島(しょうないはんとう)の付け根に位置する景勝地浜松市西区舘山寺町。1958年(昭和33)開湯(舘山寺温泉泉質は塩化物泉)され、浜名湖レークサイドウェイ、東名高速道路開通によって奥浜名湖の温泉観光地として発展。大草山より遊園地浜名湖パルパル」に通じるロープウェー、市営フラワーパークと動物園、舘山(たてやま)からの浜名湖の景観などに恵まれ観光客でにぎわう。地名は、弘法(こうぼう)大師(空海)創建と伝える舘山寺にちなむ。浜松駅から舘山寺温泉までバス40分。

[川崎文昭]


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改訂新版 世界大百科事典 「舘山寺」の意味・わかりやすい解説

舘山寺[温泉] (かんざんじ)

静岡県西部,浜松市西区の温泉。浜名湖東岸の標高40mの舘山の山すそに1958年開湯し,昭和40年代の東名高速道路,浜名湖レークサイドウェー(2007年無料開放)などの開通によって奥浜名湖探勝の基地として発展した。湖内に突き出た半島部にあたるため眺望にすぐれ,潮干狩り,船釣りが楽しめるほか,周囲に植物公園や遊園地も整備され,遠州随一の温泉郷となっている。泉質は含塩化土類泉で,泉温が17℃と低いため加熱している。浜松市街からバスで40分ほどの距離にあり,〈浜松の奥座敷〉とも呼ばれる。
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百科事典マイペディア 「舘山寺」の意味・わかりやすい解説

舘山寺[温泉]【かんざんじ】

静岡県浜松市,浜名湖北東岸の陸繋(りくけい)島上にある温泉。戦後開発された含塩化土類泉。25℃で浴用は加熱。湖岸随一の景勝地で,曹洞宗舘山寺の付近月見ツツジ名所。浜松市街からバスがあり,北部に東名高速道路が通じる。
→関連項目西[区]浜名湖浜松[市]

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デジタル大辞泉プラス 「舘山寺」の解説

舘山(かんざん)寺

静岡県浜松市、浜名湖東岸の舘山中腹にある寺院。曹洞宗。山号は秋葉山。810年、弘法大師の創建と伝わる。本尊は虚空蔵菩薩。

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