花やか(読み)ハナヤカ

デジタル大辞泉 「花やか」の意味・読み・例文・類語

はな‐やか【花やか/華やか】

[形動][文][ナリ]
1 花が開いたように、明るく人目を引きつけるさま。「―な都会での生活」「―に着飾る」「―に笑う」
2 勢いなどが盛んなさま。「武士道―なりし時」
3 きわだってはっきりしているさま。
「蜩ひぐらしの―に鳴くに驚き給ひて」〈源・若菜下〉
[派生]はなやかさ[名]
[類語]きらびやか・絢爛けんらん・華麗・華美・豪華・豪勢・豪儀・豪奢ごうしゃ・はで・はでやか・華華しい・美美しい・輝かしい・眩しい・麗麗しい・華やぐ・ゴージャス・デラックス・ハイカラ・尤ゆう・優秀・優良・優等・精良・上等・上乗・上上・秀逸・特上・秀抜・見事・出色・天晴あっぱれ・最高・至高・目覚ましい・素晴らしい・物の見事・結構・上出来・絶妙・優れる・秀でる・錚錚そうそう・一角ひとかど・長たける・長ずる・一丁前・一人前・白羽しらはの矢が立つ・良質・粒選より・精選・厳選・特選・選より抜き・選えり抜き・選より抜く・選えり抜く・豪儀・傑作・すごい・出来映え・圧巻・水際立つ・抜群・不朽・抜きん出る・超絶・一級・絶品・逸品・極み・赫赫かくかく・見上げる・上手うわて・卓絶・飛び抜ける・ずば抜ける・図抜ける・断トツ・玄人跣くろうとはだし・一頭地を抜く・光彩・至妙

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精選版 日本国語大辞典 「花やか」の意味・読み・例文・類語

はな‐やか【花やか・華やか】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「やか」は接尾語 ) 花の咲いたように、はでで、明るく美しいさま。きわだって目立つさま。
  2. ① 形や色彩などの、はでに美しいさま。きらびやか。
    1. [初出の実例]「紫のまだらの蘰(かづら)花八香爾(はなやかニ)今日見し人に後恋ひむかも」(出典:万葉集(8C後)一二・二九九三)
  3. ② 光りかがやいたり、反映したりして、美しいさま。
    1. [初出の実例]「夕日花やかにさして山ぎはいと近くなりたるに」(出典:能因本枕(10C終)一)
  4. ③ きわだっているさま。くっきりと、まぎれもないさま。
    1. [初出の実例]「御髪いとをかしげに、はなやかにそぎて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)澪標)
  5. ④ 声や音などの、はれやかに、はっきりしているさま。
    1. [初出の実例]「何がしさぶらふと、いとはなやかにいふ」(出典:枕草子(10C終)八二)
  6. ⑤ 香りなどのきわだって強いさま。
    1. [初出の実例]「げに其のにほひさへはなやかに立ちそへるもすべなくて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
  7. ⑥ 勢力などがきわだって強いさま。栄えていてにぎやかなさま。
    1. [初出の実例]「いとはなやかならざらむ女の、思ひ知りたらむが、かたちをかしげならむこそ」(出典:落窪物語(10C後)一)
    2. 「花やかなりしあたりも人すまぬ野らとなり」(出典:徒然草(1331頃)二五)
  8. ⑦ 態度、性格などがきわだって陽気で快活なさま。
    1. [初出の実例]「いとはなやかにうち笑ひ給ひて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)行幸)
  9. ⑧ 行為や行動などがきわだっていて、人目を引くさま。
    1. [初出の実例]「花やかなる打物して、見物の衆の睡醒さんと」(出典:太平記(14C後)二九)

花やかの派生語

はなやか‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

花やかの派生語

はなやか‐さ
  1. 〘 名詞 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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