ハイカラ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハイカラ」の意味・わかりやすい解説

ハイカラ

しゃれた,きざな,最新流行の,気のきいたなどの意で,1900年頃,帰朝したばかりの竹越与三郎望月小太郎松本君平の3人が,当時欧米で流行のハイカラーをつけているのを『万朝報』の記者石川半山が「高襟党」と記したことに由来。当時の女性髪型の一つであるひさし髪をハイカラ髪といい,その髪型の人をハイカラさんと呼んだ。吹けば飛ぶような軽薄さという連想から「灰殻」ともじって書かれるようにもなった。

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