眩しい(読み)マブシイ

デジタル大辞泉 「眩しい」の意味・読み・例文・類語

まぶし・い【×眩しい】

[形][文]まぶ・し[シク]
光が強すぎて、まともに見にくい。まばゆい。「裸電球が―・い」
まともに見ることがためらわれるほど美しい。また、尊い。「彼女の輝くばかりの笑顔が―・い」
[派生]まぶしがる[動ラ五]まぶしげ[形動]まぶしさ[名]
[類語](1まばゆいくら目眩めくるめ明明あかあか明明めいめい燦燦さんさん燦然さんぜん皎皎こうこう煌煌こうこう耿耿こうこう燦爛さんらん爛爛らんらんぎらぎらぴかっとぴかりぴかぴかきらりきらきらぎらりてかてかてらてらちらちらちかちか/(2華やかきらびやか絢爛華麗華美豪華豪勢豪儀豪奢はではでやか華華しい美美しい輝かしい麗麗しい華やぐゴージャスデラックスハイカラ

まぼし・い【×眩しい】

[形][文]まぼ・し[シク]まぶしい」に同じ。
「女の一人は―・いと見えて、団扇を額の所にかざしている」〈漱石三四郎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「眩しい」の意味・読み・例文・類語

まぶし・い【眩】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]まぶ〘 形容詞シク活用 〙
  2. 明る過ぎて、目をあけていられない。明るく輝いていてまともに見られない。まばゆい。〔宣賢卿字書(1550頃)〕
    1. [初出の実例]「まぶしいのを我慢して眤(じっ)と光るものを見詰めてやった」(出典吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九)
  3. ( 比喩的に ) 見ていてまばゆく感じるほどに美しい。目がくらむほどすばらしい。
    1. [初出の実例]「もってへなくってまぶしくってどふもよられんせん」(出典:洒落本・繁千話(1790))

眩しいの派生語

まぶし‐が・る
  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙

眩しいの派生語

まぶし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

眩しいの派生語

まぶし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

まぼし・い【眩】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]まぼ〘 形容詞シク活用 〙まぶしい(眩)物類称呼(1775)〕
    1. [初出の実例]「町へ出ると日の丸だらけで、まぼしい位である」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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