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蓄膿症 チクノウショウ

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デジタル大辞泉の解説

ちくのう‐しょう〔‐シヤウ〕【蓄×膿症】

慢性の副鼻腔炎のこと。炎症により鼻の奥や副鼻腔などに膿(うみ)がたまる病気。悪臭のある鼻汁や鼻詰まり、頭痛・発熱などの症状がみられる。

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百科事典マイペディアの解説

蓄膿症【ちくのうしょう】

広義には,腔を有する臓器や漿膜腔に炎症が起こり,膿(うみ)が蓄積する状態をいうが,狭義には副鼻腔粘膜が炎症を起こし,膿汁が腔内にたまる病気をいう。後者は風邪による副鼻腔炎が慢性化する場合が多いが,その他,鼻炎アデノイド虫歯などによっても起こり,体質やアレルギーも関係するといわれる。
→関連項目嗅覚障害鼻茸

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食の医学館の解説

ちくのうしょう【蓄膿症】

《どんな病気か?》
 鼻腔(びくう)(鼻のあな)のまわりには、顔の骨に囲まれた副鼻腔(ふくびくう)と呼ばれる空洞(くうどう)があり、小さなあなで鼻腔とつながっています。鼻の粘膜(ねんまく)がウイルスなどに感染すると、このあながつまって膿(うみ)が副鼻腔にたまり、急性副鼻腔炎になります。
 急性副鼻腔炎が完治せず、慢性化したものが慢性副鼻腔炎、すなわち蓄膿症(ちくのうしょう)です。鼻づまり、鼻汁(びじゅう)、頭重感(ずじゅうかん)などがおもな症状で、せきやたんもでやすくなります。
《関連する食品》
〈菌への抵抗力を高めるビタミンA、C、乳酸菌
○栄養成分としての働きから
 蓄膿症には、ウイルスの侵入を防いだり、免疫力を高めて病原菌を殺す作用のある成分が有効です。
 粘膜を強化し、ウイルスに対する抵抗力をつけるビタミンAをとるには、レチノールを多く含むレバーウナギチーズや、体内でビタミンAにかわるカロテンを多く含むコマツナカボチャホウレンソウナノハナなどを積極的に食べるといいでしょう。
 ビタミンCにも、病原菌に対する免疫力を高める効果があります。イチゴグレープフルーツなどのくだものはビタミンCを豊富に含んでおり、ブロッコリーやナノハナには、Cとともにカロテンも豊富に含まれています。
 また、病原菌に対する抵抗力を高め、感染防御機能を高めるのが乳酸菌です。乳酸菌を多く含む食品は、ヨーグルトやナチュラルチーズなどの発酵乳です。

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大辞林 第三版の解説

ちくのうしょう【蓄膿症】

化膿性炎症によって生じた膿汁がたまった状態。普通、副鼻腔に膿のたまるものをさすが、胆囊・子宮・虫垂・肋膜腔・関節腔、脳室などに膿のたまるものもいう。蓄膿。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

蓄膿症
ちくのうしょう

体内の腔(くう)内に膿がたまった状態を蓄膿というが、副鼻腔炎、とくに上顎洞(じょうがくどう)炎で膿汁が副鼻腔や上顎洞に貯留している頻度が高いので、一般には副鼻腔炎を蓄膿症ということが多い。[河村正三]

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世界大百科事典内の蓄膿症の言及

【鼻】より

…副鼻腔の粘膜は,鼻腔粘膜と連続して呼吸上皮でおおわれている。副鼻腔に慢性の炎症が起こり,粘膜がはれて分泌物がたまった場合が慢性副鼻腔炎,いわゆる蓄膿症である。副鼻腔はその主として存在する部位の名称をとって,前頭洞,上顎洞,篩骨蜂巣(ほうそう)(前部と後部),蝶形(ちようけい)骨洞とに分類する。…

【副鼻腔】より

…立っているときは,上顎洞や蝶形洞の自然口の位置はかなり上にあるため,繊毛の作用が衰えると分泌物が排出されなくなり,炎症が治りにくくなる。副鼻腔の炎症は副鼻腔炎と呼ばれ,うみが腔内にたまりやすいことから蓄膿症とも呼ばれる。副鼻腔の役割については,頭蓋骨の軽量化,共鳴腔,粘液の供給,外傷のショック緩衝装置など,さまざまな仮説が提出されているが,まだ確立されていない。…

【副鼻腔炎】より

…風邪その他のウイルス性疾患や虫歯,外傷などに引き続いておこる急性のものと,それらが慢性化したものとがある。一般には副鼻腔の化膿性感染をさし,結果として,副鼻腔と鼻腔の交通路(自然口)がほとんど閉鎖し,副鼻腔内に分泌物が貯留した状態となるため〈蓄膿症〉と呼ばれるが,最近ではより広い意味で副鼻腔炎と呼ばれることが多い。慢性副鼻腔炎は第2次大戦直後まで,きわめて多い病気で,国民の20%以上が罹患していたが,学校給食の開始をはじめ,栄養状態の改善により急速に減少した。…

※「蓄膿症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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