薄化粧(読み)ウスゲショウ

デジタル大辞泉 「薄化粧」の意味・読み・例文・類語

うす‐げしょう〔‐ゲシヤウ〕【薄化粧】

[名](スル)
あまり目立たない程度化粧すること。また、その化粧。⇔厚化粧
山などに雪がうっすらと積もること。「薄化粧した富士山
[類語]化粧作りお作り美容粉黛ふんたい脂粉メーキャップメーク厚化粧寝化粧若作り拵え

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精選版 日本国語大辞典 「薄化粧」の意味・読み・例文・類語

うす‐げしょう‥ゲシャウ【薄化粧】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 目立たないようにあっさりとした化粧をすること。また、そのような化粧。うすけわい。⇔厚化粧
    1. [初出の実例]「年十六七ばかりなるが、うすげしゃうしてかねぐろ也」(出典:平家物語(13C前)九)
  3. 山などに氷雪がうっすらと積もること。また、その様子
    1. [初出の実例]「汽車は一体に氷の薄化粧(ウスゲシャウ)す」(出典:欧米印象記(1910)〈中村春雨〉帰朝日記)

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デジタル大辞泉プラス 「薄化粧」の解説

薄化粧〔映画〕

1985年公開の日本映画。監督:五社英雄原作西村望脚本:古田求、撮影:森田富士郎、美術西岡善信出演緒形拳浅利香津代川谷拓三大村崑浅野温子、藤真利子ほか。第40回毎日映画コンクール女優助演賞(藤真利子)ほか受賞。

薄化粧〔バラの品種〕

イギリスで作出されたバラの園芸品種「オフェリア」の和名大正の頃の呼称

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